「深川めし」 の復活を祝う
昨年暮れのこのコラムで、東京の名物駅弁「深川めし」のトレードオフを嘆いた(参照)のだが、製造販売元がそれを読んでくれたのかどうか、以前の中身に戻っているのを、昨日確認した。
二切れに減らされていた穴子の蒲焼が、めでたくも、三切れに復帰していたのである。
先週、岩手県に出張したときは、まだ二切れのままだったのだから、三切れに復帰したのは、ごくごく最近のことである。うれしいことだ。
その他の具も、ケチらず、ほぼ以前の状態に戻っていた。その代わり、値段がこれまでの 830円から 850円に上がっていたが、私は昨年末のコラムで、「中身を維持するために値段が 850円や 900円になったとしても、浮気なんかしない」と書いていたので、まずはめでたしめでたしである。
既に書いたことだが、私は東京の駅弁の中で「深川めし」は秀逸だと思っている。江戸前の「粋」を感じさせるこの弁当は、合成着色料たっぷりの幕の内弁当的なものの数倍素晴らしい。
そのご贔屓弁当の中身が、一時とても淋しいものになってしまったのは、非常に残念なことだったのだ。写真の上段が昨年の秋頃のもの。中段が年末からの「淋しいバージョン」である。
そして、一番下のものが、昨日買い求めた 「復活バージョン」だ。
もう一つうれしいのは、以前の「深川めし」は、せっかく趣のある蓋の絵に、品質表示シールがべったりと貼ってあったのだが、今回のバージョンでは、このシールは密封ビニールカバーの方に貼ってあって、蓋の絵は邪魔するものなく眺められるようになっていたことだ。
製造販売元は、私の年末のブログを読んでくれたに違いないと信じる。そして、期待に応えてあまりある対応をしてくれたのである。ありがたい。拍手拍手である。
(平成 17年 7月 23日 追記)
この記事は、実は勘違いに基づいているということが判明した。詳細は、こちら。
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