風水って、ジーンズなのか?
私のポータルサイト、「知のヴァーリトゥード」の 10万ヒット目は、昨日午前 10時 40分頃、naokaz さんが踏んでくれた。キリプレ和歌は、近日中にアップの予定。
10時 45分頃に、「あと 20か 30までこぎ着けたかな」 と確認しに自分でアクセスしたところ、既に「100002」だったのでびっくり。自分で踏まなくてよかった。
ところで、19世紀半ばのカリフォルニアのゴールドラッシュでは、一攫千金を夢見る人がどっと押し寄せた。きっかけは、1848年にアメリカン川で砂金が発見されたことだ。このニュースが伝わり、我も我もと山師が殺到したわけだ。
ところが、多くはそれほどの金鉱に巡り会えるわけもなく、少しばかりの砂金を手にしただけで終わった。
この騒ぎで一番儲かったのは、リーバイ・ストラウスという男だった。彼は、ガラガラ蛇よけになるというインディゴで染めた丈夫なズボンを作り、それがゴールドラッシュで押し寄せた男たちに飛ぶように売れたのだった。
このリーバイ・ストラウスこそ、ジーンズの「リーバイス」の創業者である。
このエピソードの教訓は、お金を儲けようと思ったら、お金を儲けようしている人たちのマーケットに向けた商品を開発すればいいということだ。
もっとも手っ取り早いのが、「どうすればお金が儲かるか」という内容の指南本である。
今一番注目されているのは、かのホリエモンの「儲け方入門〜100億稼ぐ思考法」みたいなものだろう。これ以外にも、書店の棚を探せば似たような本はいくらでもある。読んだことがないので、具体的な書名は思い浮かばないが。
この類でもっとすごいのは、「風水」である。これは金儲けばかりではない。健康になりたいとか、恋人が欲しいとか、人間の諸々の欲望に対応して、ああすればいい、こうすればいいという指南をしている。
金儲けの本を読んだだけで金持ちになった人が稀であるように、部屋の窓際にちょっと変わった色の置物を置いただけで、恋愛成就した人というのも珍しいだろう。
なるほど、風水って、リーバイスのジーンズなのかもしれないなと思う。それによって成功するかどうかは保証の限りではないが、成功を求める人のニーズには、がっちりとフィットしているのだ。
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