話してみないとわからない
一昨日の記事で、「夕食、何を食べたい?」という質問は、夫にとって理解不能であると書いたところ、妻は「そのことがわかったから、最近は聞かないでしょ」と言うのである。
そういえば、確かに最近は、その質問では悩まされていない。しかし、実はもう一つある。「これ、食べる?」というやつだ。
食事の途中など、中途半端なタイミングで、妻が突然冷蔵庫の中から何やら取り出し、「あなた、これ、食べる?」と聞くことがある。
普段、「ダイエットには気を付けてね」なんて言う妻が、もっともらしく「食べる?」なんて聞くから、よっぽど食べてもらいたいものだと思ってしまうのである。今、このタイミングで食べないと、腐ってしまうようなものに違いない。
私は思わずこう答える。「食わなきゃいけないんなら、何だって食うよ」
すると妻はこう言う。「だったら、食べなくていいわよ。本当に食べたい時に食べてちょうだい」
「本当に食べなくていいの?」
「そういう問題じゃないの」
だったら、どういう問題なのかと思っていると、娘までが母親に加勢する。
「お父さんたら、お母さんの作るものを、嫌々食べてるみたーい!」
いや、決してそんなことはない。妻の作るものなればこそ、腹が空いてなくても食えるのだ。嫌々だなんて、とんでもない。
というわけで、一昨日の記事がきっかけとなり、今度は 「これ、食べる?」について、じっくり話をする機会をもつに至ったのである。世の中、何が幸いするかわからない。
「おかずがなんだか物足りないかなと思った時なんか、プラス・アルファとしてどうかなと思って、聞いてるのよ」
「じゃ、遠慮なく『いらない』と言っていいわけね」
「そうよ。保存の効かないものなら、聞く前に食べさせちゃうわよ」
ふうむ。30年近く一緒に暮らしても、話してみなければわからないことって、あるものだ。
「今はダイエットで食を抑え気味なんだから、基本的に、あんまり食べさせようとしなくていいよ。物足りなかったら、自分で探してでも食うから」
これで納得かと思ったが、最後に一発、的確なパンチをもらってしまった。
「だって、あなた、冷蔵庫の中を探すの、下手なんだもの」
そういえば、そうかもしれない。冷蔵庫の中って、私が探してないものが、どうして妻が探すとあるんだろう。不思議でしょうがない。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 「地震国に生まれた身の定め」を、改めて実感(2025.12.12)
- 地震国に生まれてきてしまった身の定めと・・・(2025.12.09)
- 忍者が使っていた「忍びの六具」の現代版は?(2025.12.06)
- 2025年「赤ちゃんの名前ランキング」を巡る冒険(2025.10.31)







コメント