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2005年9月14日

Fetish Baton

kumi, the Partygirl から、Fetish Baton なるものが廻ってきた。わたしに廻した理由が、「さらりと書いてくれそうだから」 だという。

こんなもの、「さらりと」 書けたら、そりゃ、塩じいレベルの達人というものだ。とはいえ、ちょっと意表を突かれるテーマだったので、かえって興に乗って書いてしまおう。

まずは、"Fetish" のおさらい。

マイクロソフトの "Bookshelf Basic" に入っている、研究社の ニューカレッジ英和辞典 (第 6版) では、次のように説明されている。

I. フェティッシュ, 呪物 (じゅぶつ), 物神 (ぶっしん)
 《霊が宿り魔力があるとして未開人などに崇拝される木像・石など》.
II. 迷信の対象, 盲目的崇拝物; 盲目的な愛好, 狂信
 make a fetish of… …を盲目的に崇拝する, …に熱狂する.
III. 〔心理〕 フェティッシュ 《拝物性愛 (fetishism) の対象物》.
語源 ポルトガル語「魔術」の意

"make a fetish of…" というイディオムは知らなかったけれど、ちょっと使えそうだ。III の方の意味でもいけるじゃないか。

ここでいう 「フェティッシュ」 は、III の意味で、本来は肉体に向かうべき性愛が、「物」 に向かっている状態なのだと確認しておこう。かなり 「イッちゃってる」感じである。

だから、「足フェチ」 とか 「耳たぶフェチ」 とかいうのは、本来は誤用なんだろうけど、例えば 「足フェチ」 にとっての 「足」 というのは、肉体の一部分としての足ではなくて、肉体から半ば切り離されたイメージの 「物神」 と化してしまったと考えれば納得もできる。まあ、もともと、肉体だって 「モノ」 に違いないし。

とまあ、前置きはこれくらいにして、さっそく答えてみよう。

 

  1. あなたは何フェチ?

    中学校の教員室で、女教師の何でもないローヒールが、机の下に揃えて置いてあったのを見たとき、ちょっと萌えた憶えがある。思いのほか大きなサイズで、それでいて横幅が狭く、なかなかよかった。

    その靴があまりにもよすぎたものだから、改めて靴の持ち主の教師本人を見て、ちょっと失望した。この傾向をきちんと醸造したら、立派な 「靴フェチ」 になったかもしれない。今でも、「24.5センチの履き込んだローヒール」 というのには弱いかも。

    ちなみに、私の妻の足は、22.5センチしかない。
  2. 異性を見る時、まず何処を見る?

    ん? 何処って、まずは、全体的な印象というのが、オーソドックスなのでは?

    それから、各論に移るとしても、そりゃ、相手によって違うんじゃないかなあ。その相手の一番魅力的なところに目は移ると思う。(別段、靴を凝視したりはしない)

    できれば、本棚を見たいなあ (とか言って、部屋に入り込むという手はある)。

  3. 最近プッシュ出来る部位

    うーむ、そういうことは、若いうちに聞いてもらいたかった。

    しかし、ウチの末娘のいうには、私は 「美脚」 なんだそうだよ。すね毛少ないし、足首もきっちりと締まってるし。

  4. 異性の好きな部位5つ

    物心ついた頃から、異性の何に対して萌えたかを、つらつら思い返してみるに、こんなところだろうと思うのだ。

      • クラスのちょっと可愛い子のお母さん (お母さんも 「部位」 なのだ)

        どのクラスにも 「ちょっと可愛い子」 がいるが、そのお母さんは、その子の何倍も魅力的という法則がある (と、私は信じている)。

      • 手書きの字 (もちろん、これだって 「部位」 なのだ)

        学校の先生の板書みたいな几帳面な字とか、丸文字とかではなく、本格的な達筆にものすごく弱い。細筆で流れるような草書体だったりしたら、もう、ダメ。 (はぁはぁ)

      • 低めの声 (声だって 「部位」 なのだ)

        話すときは、キンキンしない落ち着いた声。そのくせ、ボーカルはハイトーンまで出せるというのがいい。最低でも 2オクターブ半は欲しい。

      • 脇腹から腰骨 (ようやく、「部位」 そのものになった)

        小さな相合い傘で歩くとき、どうしても相手の腰に手を回す。その時の、ゴツゴツしてない、かといって、ぷよぷよでもない、微妙な感覚が大切。

      • 寝顔 (トドメの部位)

        これはもう、本当に弱い。

        若い女の子は、飲み会なんかでちょっと酔ったら、すぐに眠っちゃいなさい。周り中の男に拝まれる。
  5. フェチを感じる衣装は?

    いつもはジーンズに T シャツというシンプルなスタイルで、それはそれで、とてもスタイリッシュなのだが、その日に限って、なぜかフェミニンなロングスカート (ミニでは、ダメなのだ) だったりするというのが、とてもいい。
  6. バトンを渡す5人

    これは、いつもの通り。適当に放り出しておくので、拾いたい人は拾ってくださいということで。
毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」 へもどうぞ

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コメント

さっそく書いて下さってありがとう。

声が低くてでかい足が好き。
字の綺麗な熟女好き。
スカートのすそをひきずって、すぐ眠る

(´・д・`)ナニコレ?

まさにフェチ(わけわからん趣味)ですね。

本棚にはどんな本が並んでたらいいのかな?
逆に萎える本とかあるのかな?

投稿: kumi | 2005年9月14日 17:05

>声が低くてでかい足が好き。

以前、国際便で近くの座席に座ったドイツ人のオバサンの足は、
私よりでかかった。
(いくら何でも、萎えた ^^;)

>字の綺麗な熟女好き。

「ガールフレンドのお母さん萌え」 って、
案外多いんじゃないかなあ。
そういえば、
高校時代には、「ガールフレンドのお姉さん萌え」 に変わってた ^^;)

>本棚にはどんな本が並んでたらいいのかな?
>逆に萎える本とかあるのかな?

ハヤカワミステリー系は、何冊か欲しいところです。
細木数子があったら、もう、徹底的に萎えます。

投稿: tak | 2005年9月14日 17:28

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