「花月マスター」 に認証された
こう見えても私は文学修士の称号をもらっていて、これは英語では Master of Arts というのだそうだ。直訳すると 「芸術マスター」 である。ちょっとカッコいい。カッコいいだけで、メシの種にはならないのが痛恨だが。
そして近頃、二つ目のマスターの称号をいただいたので、ここに報告する次第である。
新しいマスター号を獲得するのに費やした時間は、ほぼ 4か月。今年の 6月から 9月にかけてである。改めて計算してみると、1万円弱の費用がかかった。
このマスター号の取得者は、全国でほぼ 5000人だと言われている。多いとみるか少ないとみるかは、意見の分かれるところだろう。ただ、全国の文学修士の数よりずっと少ないことは確実だ。
私が今回取得したのは、「花月マスター」 という称号 (認証番号 05757) だ。認証元は、にんにくげんこつラーメンというかなり特色あるラーメンを売り物にするラーメンチェーン、「花月」 である。
今年の 6月から 9月末までの 4か月の期間に、花月でラーメンを食べるたびに、クーポン・シールを 1枚もらえた。それを 15枚ためて葉書に貼り、応募すると、「花月マスター」 という称号をくれるというので、つい乗ってしまったのである。
ここで何度も書いているとおり、私はそば好きである。しかし、ラーメンも好きなのだ。食べる頻度で言えば、そば > うどん > ラーメン となってしまうが、それでも、4か月で 15杯食うぐらいのことは普通にしてしまうのである。
花月のラーメンは、スープににんにくをたっぷり使うところに特徴がある。すり下ろしにんにくをしっかり煮込んでいるためか、匂いはほとんどない。インパクトがあって、しつこくはないという点では、なかなかのスープである。
この夏、私は 1週間に 1度、この 「にんにくげんこつラーメン」 を食したことになる。一夏を通して飽きずに食べたということは、ちゃんと美味しかったということだ。これは、信用してもらっていい。
私は 4か月で 15杯ということだが、世の中にはかなりの花月ファンがいるらしく、90杯という猛者マスターも 6人登録されている。単純計算でも、3日に 2杯以上食べたことになる。こういう人たちは、マスターではなくドクターにしてあげてもいいのに。
私のオススメは、「にんにくげんこつ塩ラーメン (620円)」 と、新たに定番メニューに加わった 「豚そば銀次郎 (680円)」 である。とくに後者は、豚骨と濃厚魚貝系をミックスさせたスープが独特だ。
花月のチェーン店は、全国で 200店舗以上あるということだ。もしかしたら、読者諸兄のご近所にもあるかもしれないので、どんなものか試してみても、失望することはないと思う (マスターの称号のお礼に、ちょっと宣伝をしてみた)。
それにしても、私としたことがこんな単純に喜んでしまうんだから、花月のこのキャンペーン、マーケティング的に見てもかなりの成功なんだろうと思う。
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コメント
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投稿: magic32 | 2005年10月20日 01:50