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2005年11月26日

新しい年の手帳

新しい年の手帳を買うシーズンである。ちなみに、私はここ 7年ほど、"「超」 整理手帳" というのを愛用している。

私は手帳は使い出したらあまり浮気はしないタイプで、気に入ったらかなり長く使う方だが、その中でもこの "「超」 整理手帳" というのは最も長く使っていることになる。

社会に出て、一番初めに使ったのは、いわゆる「能率手帳」タイプの小型手帳だった。記者生活が長かったから、一つのプロジェクトに中長期にわたって関わるというタイプの仕事ではない。その日その日の短期決戦である。だから、一日ごとのアポイントがわかりさえすればいい。

そうこうしているうちに、20年前頃から流行りに乗ってシステム手帳を使い始めた。何でもかんでも 1冊の手帳で済んでしまうので、確かに便利で使いやすいような気がしていたのである。

この頃は、記者の仕事から団体事務局に変わった時代であり、中長期にわたるプロジェクトの進捗状況が把握できることも、重要ポイントになってきた。そして、あまり出歩かないので、どんなにかさばっても不便がなかったのである。

ところがいくら出歩くことが少なくなったといっても、やはりバイブルサイズのシステム手帳は、かさばりすぎるし、重すぎる。それに第一、ご大層すぎる。よく見てみると、カバーの中に綴じ込んであるリフィルの半分以上は、不必要なものだ。

ご大層さに嫌気が差してはきたが、能率手帳タイプに戻る気もしない。そんな時に見つけたのが、"「超」整理手帳" だった。

この手帳のメリットは、「薄い」ということである。A4 四つ折りサイズだから、縦がかなり長いのだが、薄さ故に、ジャケットの内ポケットに入れても違和感がない。それに、その時々に必要なデータを A4 用紙に印刷し、四つ折りにして挟み込めるのが重宝である。

例えば出張の際などは、利用交通機関、訪問先の地図、ホテルの地図などをプリントして、挟み込んでおけば、それだけで迷わずに済み、用済みになったものからどんどん捨てて行けば、常に薄さのメリットを享受できる。

周囲を見ると、電子手帳を使ってスケジュール管理をしている人も多いが、私の場合は、そんなご大層なものを使わなければ錯綜してコントロールできなくなるほどの超過密スケジュールというわけではない。紙に手書きをするタイプで十分だ。

何しろ、スケジュール管理なんてメモ書きで事足りる。きれいな文書にするのならキーボードを使う方が早いが、メモ書きなら、さすがに手書きの方が早いのである。それに、電話番号ならケータイに入っているので、わざわざ別のデバイスに入れておく必要もない。

スケジュール管理だけなら、薄い手帳で十分なのである。

 

【2020年 2月 23日 追記】

この記事を書いて 15年近くも経ってから、たまたま自分の目に留まってしまって、「隔世の感」というのにとらわれてしまった。

そもそも"「超」整理手帳」" なんてものはもうこの世に存在しないようで、本文中のリンクをクリックしても "Not Found" と空しく表示されるだけだ。私もスマホを使うようになって久しいし。

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コメント

私も同じ手帳を愛用しています。
時間を長期的に管理できることと、
A4がそのままファイリングできるのは魅力ですよね。
でもまだまだ女性で使っている方は少ないようです。

投稿: shiki | 2005年11月26日 18:24

shiki さん、ようこそ。

何はなくとも、A4 用紙をそのままファイリングというのは、今のところ、オンリーワンの魅力ですね。

確かに女性でこれを使っている人は見たことありません。
今年、ピンクのカバーが出たのは、女性市場開拓のつもりかなと思ったりしてますが、効果の程はどうなんでしょうね。

投稿: tak | 2005年11月26日 23:53

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私の勤務する会社は営業会社です。 社員のほとんどが「営業」と呼ばれる仕事をしているし、 新規営業と既存営業の違いはあれど、私以外は全員営業をしています。 私は今の会社に入るまでに10年間ずっと仕事をしていたけれど、 営業という仕事にこんなに密接に関わるのは初めて。 営業のみんなと一緒に仕事をさせてもらうことで、私も学ぶところや 知識を深められることが多いし、自分の力不足に気づかされることも多いです。 だからこそ、私も... [続きを読む]

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