この程度でオタオタする「関東の大雪」
21日の関東は、天気予報通りに雪になった。たかだか 9センチや 10センチの積雪でも、関東では十分に「大雪」なのだ。
もっともこの雪、降り出すのも降り止むのも、当初の予報から半日ほど遅れたので、具体的な対策という点では、私ごときの個人ベースでも、ちょっとした混乱を生じさせた。
大雪前日、20日の夕方あたりまでは、天気予報が言うには、雪の振り出しは 20日夜からで、21日の昼頃には降り止むだろうということだった。
だから、21日の朝に外出する妻を車で送る予定になっていた私は、タイヤチェーンを巻いて準備をしていたのである。前日夜から雪が降り始めたら、土曜の朝は、大通りでも雪がかなり解け残っているだろうと思ったからだ。
ところが、振り出しが夜明け頃になったため、大通りはさほど雪が積もっていなくて、せっかくまいたタイヤチェーンがあまり役に立たなかった。
そして、昼過ぎに妻を迎えに行くときには、大通りはかなり雪が解けていたため、さっさとチェーンを外してしまった。雪はもう峠を越して、後は解ける一方だろうと思ったからだ。
ところが実際には、雪は昼頃からますます勢いを増して、夜の 9時過ぎまで降り続いた。夜、末娘から「駅まで迎えに来て」と電話が入ったときには、大通りもシャーベット状になっているではないか。こんなことなら、せっかく巻いたチェーンを外すんじゃなかった。
太平洋側に雪をもたらした低気圧は、予想に反してずいぶんゆっくりとした動きだったらしいのである。
天気予報は、関東に「大雪への警戒」を促した点では「総論 OK」だったが、具体的な対策のタイミングが半日ずれてしまったという点では「各論不十分」だったわけだ。
まあ、天気予報というのは、それだけ難しいということなのだな。この程度で文句を言ってたら、本当の大雪に奮闘している日本海側の人に申し訳ないから、あまりぐたぐた言わないでおこう。
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コメント
ドイツやスウェーデンでは、冬季、積雪の中でもタクシーは全速力に近くスピードを出します。
日本の道路の雪に対する脆弱性って、どの辺が問題なんでしょうね。
いつも不思議に思っています。
投稿: alex99 | 2006年1月23日 15:26
alex さん:
彼の地のタクシードライバーは、命知らずなんでしょうか?
もしかしたら、雪の質が違うのかもしれませんね。
日本の雪は滑りやすいと聞いたことがあります。
投稿: tak | 2006年1月23日 20:29