PRIDE へのいちゃもん
大晦日から元日にかけて、「Today's Crack」 に 「あけおめメール」 というキーワードで Yahoo で検索したアクセスが急増した。
調べてみると、Yahoo では、昨年の 1月 6日のウチのエントリー が、なんと 140万件中、2番目の位置に表示されているではないか。何でこんなに上位なのか、理解に苦しむ。
それほど重要なテーマでもなく、気張って書いた記事でもないのに、あまりに評価されすぎると、何だかこそばゆい。
翻って、同じキーワードで Google で検索してみると、まずヒット数が 989件と圧倒的に少なく、その中で、私のブログは、少なくとも上位 100件中には見当たらない。大分下の方にあるようで、今度は、ちょっとむかつく。
まあ、いろんな基準があるんだろうということで納得する。どんなランクになろうとも、テキストとしての記事の本質的価値が左右されるわけではない。
と、ここまでは、前フリである。こんなに長い前フリになったのは、大晦日のテレビで格闘技を見たので、その影響である。本当は、格闘技の勝敗の判定基準に、妙なファクターを混ぜて欲しくないということに話を進めたいんだった。
大晦日の PRIDE は、予想通り、K-1 を遙かに上回る内容だったと思う。ただし、昨日のエントリーでもちらっと書いたことだが、「疑惑の判定」 もあったのだ。
近藤有己 対 中村和裕 と、ヴァンダレイ・シウバ 対 ヒカルド・アローナ の 2戦。両試合とも決定打を欠き、判定に持ち込まれた結果、中村とシウバが勝利を収めた。しかし、私にはどうみても、近藤とアローナの方が試合をコントロールしていたとしか思われなかった。
勝者とされた中村は、高田道場の所属、シウバはブラジルのシュートボクセ所属である。この二つのジムは、高田道場の桜庭や中村が出稽古(と言っていいのかな?)に出かけるほどの友好関係にあるようで、いわば、PRIDE の主流派と言っていいのだろう。
つまり、この 2試合の判定は、露骨なホームタウン・デシジョンであると、私は衆目に触れるテキストとして残しておきたいのである。今後、高田道場とシュートボクセ所属の選手と闘う相手は、一本取るか、大差の判定にでも持ち込まない限り、勝てないのではないか。
この「疑惑の判定」を演出した主犯ジャッジは、マット・ヒューム だと、サモアの怪人さんは、ご自身のブログ で指摘しておられる。この名前をよく覚えておこう。
仮にも「真剣勝負」を売り物にする限りは、こうしたポリティックな要素を廃してもらいたいと、声をあげておかければならないと思い、新年早々恐縮だが、マニアックないちゃもんを、敢えて書かせていただいた。
それから、もう一つ。K-1 の方は、ビデオ録画しておいたやつを、余計な CM、前フリ、入場パフォーマンス、それから(悪いけど)永ちゃんの歌を飛ばしたら、3時間番組を 40分で見終えちゃったぞ。
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コメント
リンク貼って頂いてありがとうございます!そうですよね、本当に強い選手が笑えるリングであって欲しい・・・。アローナがいつかベルトを巻けると信じています。
投稿: サモアの怪人 | 2006年1月 2日 00:55
サモアの怪人さん:
レス、ありがとうございます。
私もアローナには期待してます。
前回のショーグンとの一戦も、
頭をマットに打ち付けるアクシデントがありましたが、
多くのメディアはそれを意図的にか見逃して、
「負け惜しみ」 だと論評してましたね。
このあたり、メディア操作の臭いも感じています。
投稿: tak | 2006年1月 2日 09:32