「堀江メール」 の目的と結果って?
いわゆる「堀江メール」事件、民主党が思いっきり地雷を踏んだということのようだ。
地雷の仕掛け方は、そんなに上等なものでもなかったのに、永田議員と民主党が、あまりにも無邪気に踏んづけちゃったということなんだろうなあ。その想定外の無邪気さに、仕掛けた方としても、複雑な心境かもしれない。
運転しながらカーラジオのニュース番組を聞いていると、多くの解説者が「あぁ、民主党、やっちゃったよ」という感じで、妙に冷めて突き放したモノの言い方をしていた。普通、この種の問題が持ち上がったら、マスコミは大喜びで自民党批判をするところなのに。
マスコミでは確実に、この「怪文書」の存在は事前に知られていたのだ。
「俺たちがアブなすぎて触れなかったものを、よりによって、予算委員会の質問という形で、大上段に振りかぶって表沙汰にするなんて、民主党もヤキがまわったかな」とでも言いたそうな解説ぶりだった。
変な裏読みをしてしまうと、この「怪文書」をマスコミや永田議員に持ち込んだ何者か(フリージャーナリストなどと言われているが)は、踊らされ、利用されたんじゃないかと思われる。たまたま入手したメールのコピーを、単に商売の種にしようとしたのだろう。
じゃあ、誰がその「怪文書」を作成した黒幕なのか。このあたり、あの世界周辺のドロドロさ加減が思われて、かなりげんなりしてしまう。
「怪文書」作成の基本的な目的からして、少なくとも二通り考えられる。一つは、単純に「武部追い落とし」によって小泉政権を追いつめようとしたものだ。武部氏とホリエモンの家族ぐるみでの仲良しぶりは、既に知られていることだから、何かあっても不思議はないし。
もしこの目的で作成されたのだとしたら、永田議員の無邪気すぎるやり方は、「ぶちこわし」 以外の何ものでもなかったわけだ。黒幕としては「もう少しうまくやれよ〜」と言いたいところかもしれない。
しかし逆に、これを利用して永田議員に地雷を踏ませ、形勢逆転してしまうという「ウルトラ C 技」と考えることもできる。そう考えると、地雷効果は当初の想定の 120%ぐらいだったろう。
あぁ、関わりたくない世界である。くわばらくわばら。
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コメント
私は、武部幹事長の反応から、なんらかの事が背後にあると思います。
何だか、びくびくしていて、以前の元気が無くなっています。
堀江メールも、ニセモノだとしても、内容までが全く根拠のないものか?疑問だと思います。
そのうち、何かが出てきそうな気がします。
投稿: alex99 | 2006年2月25日 16:02
alex さん:
私、本文では以下のように書きました。
「武部氏とホリエモンの家族ぐるみでの仲良しぶりは、既に知られていることだから、何かあっても不思議はないし」
本心は、以下の如くです。
「・・・・・・ 何もなかったなんてはずがないし」
投稿: tak | 2006年2月25日 16:49