目を大切にね
先日久しぶりに会った知人の目が 「ウサギさん状態」
になっている。「いやぁ、1日中パソコンに向かって仕事をしていると、目が疲れちゃってさあ、歳には勝てないねぇ」
同感である。私も若い頃と比較して仕事の能率が格段に悪くなっているが、その主な要因は「目の疲れ」だ。
40代前半までは、何か新しいことをモノにしようと思ったら、一晩中でも集中して資料に目を通し、翌日にはいっぱしの作業に入るといったぐらいことができた。それが近頃では完全に無理になった。
何ゆえ無理なのかというと、集中力が続かないのである。その集中力が続かないのは、メンタルなものというよりは、単に物理的に目が疲れて、細かい文字や図が見えなくなってしまうのだ。
悲しいかな、デスクワークの多くは、目から入って来る情報の処理である。そのインプットを司る目が疲れてしまっては、回復するまで休むしかない。
ありがたいことに、私の場合は視力が落ちているわけではないから、目の疲れさえ取れれば遠くのものが見えないわけではないし、夜目だって利く。
しかし、もっと年をとると、夜目が利かなくなるらしい。私の父は、夜道の運転は危ないからしたくないという。さらに、叔母は先年、白内障とやらの手術をした。手術後に鏡を見たら、それまでは気づかなかった自分の顔のシワの多さに愕然としたという。
困ったことに眼鏡を誂ても、目の元気な朝のうちと、相当疲れてしまった夕方以降では、見え方が違うのである。元気なうちの目で誂た眼鏡では、夕方になって見えにくくなるし、夕方に誂た眼鏡は、朝にかけるとクラクラするので、再調整してもらうことになる。
同じ眼鏡で、朝晩で微調整が聞くような仕掛けがあれば、売れるだろうにと思うが、そんなのは重くなってしまって、かえって疲れるかもしれない。下手すると、そのうち 「元気なうち用」と、「疲れてから用」の、2つの眼鏡を用意しなければならない。難儀なことである。
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