虚言癖のオジサン
「堀江メール事件」 は、永田議員にその 「メール」 を持ち込んだ情報源のフリーライターが、自分宛に送信して受信したものだという。
マスコミ関係者の間では、その「情報源」は周知の事実で、初めから「あいつの言うことなど、当てになるものか」と、結論のみえすいた問題だったようだ。
どこの世界でも似たようなものだと思うが、「あいつの言うことには、絶対に乗っちゃいけないよ」と言われるような人物が何人か存在する。そういう人物は、もう本当に中毒のように、あちこちでとんでもないガセネタをまき散らして歩くのだ。
始末の悪いことに、そういう人物は口がうまい。そして、酒の席などでも座持ちがいい。つまり、一見すると「魅力的な人物」であったりする。だから彼の素性を知っている者は相手にしないが、初対面だったりすると、つい信用してしまったりする。
初めのうちは、ガセネタを金にしたりして食いつなぐのだが、そのうちに、金にもならないことでホラを吹いたりする。「そんなことで騙しても、自分は何の得にもならないだろうに」というような、訳のわからないでたらめまで言うようになる。
「中毒のように」と言ったのは、そういう意味である。これはもう、「虚言癖」という範疇のものだ。あるいは、自分の言葉で世間が動くことが快楽になってしまうのかもしれない。
世間にはあることないこと言いふらして歩く困ったオバサンというのがいるが、オジサンの虚言癖は、社会的で影響範囲がより大きい場合が多いので、そういうのとは別だと思われがちだが、要するに根っこは同じようなものだ。
そして、この虚言癖のオジサンをうまく利用したヤツが存在するかもしれないなどと深読みすると、かなりうんざりしてしまう。
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