キリプレ和歌、発表
今日は「昭和の日」になったのかと思っていたが、それは来年からのお話で、今年はまだ「みどりの日」のままなのだそうだ。
ところで、23日に達成した本宅 「知のヴァーリトゥード」の 15万ヒットのキリプレ和歌、ようやく二首詠んだ。今回のキリプレ・ゲットは、当日のエントリーのコメント欄に書いたように、2人いるのである。
どういうわけか、本宅サイトで使っている無料サービスのカウンターが、持ち前の気前の良さを発揮してしまったようで、豊田恵子 さんと nausicaa☆ミ さんの 2人に 「150000」 の数字を表示したみたいなのだ。
というわけで、2人にキリプレ和歌を捧げるということになったのだが、プレゼントが和歌という元手のかからないものでよかった。お金で仕入れるものだったりしたら、「もう一つ買わなきゃ!」 と、冷や汗かくところだった。
「めでたさも倍ぐらゐなりおらが春」 である。もっとも、一茶が 「中くらゐなり」 と言ったのは、お正月の 「新春」 のことで、今の 「春爛漫」 の頃のことではなかったのだが。
豊田恵子 さん に捧ぐる歌
耕せば芽は出づるなり童(わらはべ)の心の既に種を宿せば
nausicaa☆ミ さんに捧ぐる歌
花筏流るる頃に訪ぬるは縄綯ふ如き結びなりしか
いずれも、本宅サイトのページに解説を添えて載せてあるが、当方は著作権の一部を放棄するので、お二方に限り、ほとんど自分の歌同然に、ご自由に使っていただきたいという趣旨なのである。
それだけに、私のもう一つのサイト「和歌ログ」には載せないのである。向こうのサイトは、 「クリエイティブ・コモンズ」の趣旨で著作権の一部放棄を宣言しているからだ。
つまり、「和歌ログ」に載せてしまうと、作者である私のクレジットを示しさえすれば、世界中の人が自由に使っていいということになってしまい、特定個人へのキリプレにならないのである。
元々、和歌なんていうのは、引用するにしても全文引用するしか手はないので、潔くクリエイティブ・コモンズ宣言をしているわけだ。ただ、今回のお二人は、引用以上の使い方を、ばんばんしてもらって結構、どう使おうと、勝手次第ということなのである。
それにしても、ウチの本宅サイトもアクセスが増えたものだ。23日に 15万ヒットを達成して 1週間足らずで、もう 15万 2000を越えようとしている。2000ヒットなんて、一晩で回してしまうサイトだっていくらでもあるが、当サイトは、地道にやっていこうと思うのである。
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コメント
庄内拓明さま
おはようございます。
キリブレのお歌をプレゼントしていただきありがとうございます。すてきな歌で身に余る光栄です。
ここ数日、短歌をいただいたら返歌をするのがエチケットではないかと、ココとお散歩中に考えておりましたが、すぐには浮かびません。残念です。
この歌は実家の母に短冊に書いてもらい、5月10日からのあとりえの展覧会で発表させていただきます。
とてもうれしいです!
投稿: 豊田恵子 | 2006年4月29日 11:33
豊田恵子 さん:
>この歌は実家の母に短冊に書いてもらい、5月10日からのあとりえの展覧会で発表させていただきます。
うわっ!
そんなにまで大層なことをしていただくとは。
かえって恐縮でござります。
重ねて、ありがとうございます。
投稿: tak | 2006年4月30日 09:29
拓明さん、こんばんわ
お返しの歌が何とかできました。
いろいろな不備はご容赦いただき、詠ませていただきます。
★庄内拓明さんへの返歌
シジュウカラの羽音は春を招きくる 畑耕せる我が傍らで
明日は朝から畑の耕作、畝作りです。
投稿: 豊田恵子 | 2006年4月30日 20:13
おぉ、返歌をいただくなんて、初めて。
ありがとうございます。
「鳴く声」 じゃなくて 「羽音」 というのが素敵ですね。
投稿: tak | 2006年5月 1日 00:26