「暫金時隊」だって
川崎のマンションの、小学生が投げ落とされて殺された事件などを聞くにつけ、米国並みに、子どもは一人で外に出してはいけないという世の中になったのかと、嘆かわしい。
もはや、学校帰りにのんびりと道草を食って、日の暮れる頃にようやく帰宅するというのは、遠い昔のお話になってしまったのだろうか。
そんな風に思っていたところ、TBS ラジオの朝の番組で、南足柄市の「暫金時隊 (しばらくきんときたい)」というのが紹介されていた。
これは、市民一人一人が郷土のヒーロー「暫金時」になって、南足柄を犯罪のない町にしようというボランティアの運動だそうだ。小学生の下校時に辻々に立って声をかけたり、町をパトロールしたりしているらしい。
このボランティア活動の成果で、昨年 1年間の同市の刑法犯罪は、40%も減少したというから、確かに効果があったのだろう。
ラジオで紹介されているのを聞くと、下校時の小学生に積極的に声をかけている。最近では、小学生の方からも積極的な反応があり、市民生活にかなり溶け込んでいるようだ。なかなかいい雰囲気が感じられる。
ただ、私のような「道草大好き少年」にとっては、ちょっとうっとうしいオジサンということになるのじゃないかと、余計な心配をしてしまう。あちこち寄り道しようとする度に、「何してんの?」とか、「早くお家にお帰り」なんて、いちいち声をかけられたら、うんざりするかもしれない。
それでも「変なオジサン」にロングコートをはだけて変なモノを見せつけられたり、連れ去られたり、殺されたりするよりはマシということだろうか。やれやれ、やっかいな世の中になったものだ。
それにしても、この TBS の番組でレポートを担当した若い女性、「暫金時隊」の名前の由来の説明がとてもおぼつかなかった。
「『しばらく、しばらく』と言いながら、悪者をやっつける歌舞伎の登場人物」と、「郷土の英雄、サカタキントキ」を結びつけたネーミングなんだそうだ。
「『しばらく、しばらく』 と言いながら」 と言うのは、ちょっとなぁ。間の抜けたオッサンみたいじゃないか。「しばぁらぁくぅ~、しばぁらぁくぅ~」と言ってもらいたかった。それに、「サカタキントキ」にもがっくりだ。「さかたのきんとき」と、どうして言えないかなあ。
言うまでもないことだが、坂田金時は、まさかり担いだ「足柄山の金太郎」の長じての名前であり、渡辺綱(わたなべのつな)らとともに、源頼光の四天王と称された。
そして、その息子の 「坂田金平(さかたのきんぴら)」 は、親父以上の強力無双の豪傑で、キンビラゴボウの名のもとになった。一節には、金比羅歌舞伎とも関係あるとされる。
このあたりになると、そもそもかなり怪しげで、私は「きんぴら」、大好きである。
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