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2006年5月24日

空気を読める中国人

広島から帰ってきた。往路の新幹線では、「ハイパーテンションおしゃべり」のオバサン 3人に悩まされたが、帰路では、中国人観光客の声高なおしゃべりが車内に鳴り響いた。

何の因果か、今回の広島出張は往復ともに、かなり非日常的なレベルのおしゃべりに遭遇してしまったわけだ。

広島駅の新幹線ホームに、6~7人の一団がいた。大きなキャスター付き旅行バッグを持っているので、外国からの観光客とわかる。言葉から察するに、どうやら中国人のようだ。

「やばい!」と私は思った。ホームでは、既にそれぞれの号車ごとに乗車する列が作られている。しかし、その中国人たちは、それらの列とは無関係なところに固まって、呑気な顔をしている。

中国人は列に並ぶということをしない。そして列車が到着すると、列とは関係なく我先に乗り込もうとするということを、私は経験的に知っている。そこで、列に並んでいる日本人とトラブルが発生しなければいいが。

それに中国人というのは、おしゃべりの声が大きい (参照)。車内はうるさくなりそうだぞ。広島に来るときも、ハイパーテンションなオバサン 3人組で、さんざんうるさかったのに。

ほどなく、のぞみ号がホームに到着し、ドアが開いた。3~4人の人が降りて、列の先頭が乗り込もうとすると、案の定、大きなキャスター付きバッグをゴロゴロと転がらせて、3人の中国人がどっと割り込んできた。

幸いにも、その列に並んだ日本人はかなり穏やかで、何の問題もなく彼らを先に乗り込ませた。いや、穏やかというよりは呆気にとられて、何が起きたのか理解できなかったという方がいいかもしれないが、とにかく、トラブルは発生しないで済んだ。

それに割り込んで来たのは、6~7人の一団のうちの 3人だけで、残りは列の一番後ろに付いて、ごく普通に乗車したようである。指定席なのだから、何も我先に急いで乗り込むことはないと、わかっていたようだ。これが自由席の車両に並んだ列だったら、どうなったかわからないが。

つまり、中国人の一団のおよそ半分は、「空気を読む」ことを知っていたわけだ。「どうやら、ここでは列を作って整然と乗り込む習慣があるようだ」と察したのである。しかし残り半分は、そんなことには無頓着に、いつものようにどっと入り口に殺到したというわけだ。

そして、新幹線の車内でも、この「空気を読めない」3人の声高なおしゃべりが鳴り響いたのであった。しかもこの 3人は、通路を隔てた座席に別れて座ったので、とにかく大きな声でしゃべるのである。

彼らは大阪で下車してくれたので、車内はほどなく静かになり、ほっとしたのだった。

中国人のおよそ半分を占めるらしい「空気を読める層」が、今後増加してくれることを望まずにはいられない。それが国際平和を守ることになると、私は確信する。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」 へもどうぞ

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