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2006年6月29日

歌舞伎座の開演時刻

昨日のお昼の TBS ラジオで、永六輔さんが、歌舞伎座の開演時刻について話をしていた。昼の部 11時、夜の部 4時という開演時刻は、やっぱり勤め人にはつらい。

どうして 1時半、6時半とかにならないのか。夜の部を 6時半開演にして休憩時間をひっつめれば、10時半には楽々終えられるのに。

確かに、江戸の昔は、歌舞伎は朝から始まって夜になる前に終わるものだった。つまり、芝居見物は、一日がかりでするものだった。これは、要するに、昔は照明が発達していなかったから、明るいうちに上演する必要があったということだ。

今はそんな必要はないのだから、勤め人が仕事を早めに切り上げて、5時か 5時半にオフィスを飛び出し、地下鉄で東銀座まで飛んでくれば、6時半の開演に間に合うといった設定にしてくれれば、とても助かるのだ。

現状では、昼の部は 11時に開演して、3時頃に終わり、夜の部は 4時に開演して 9時半頃までかかる。しかし、この間、昼飯時と夕飯時に、ほぼ 40分ぐらいの長い休憩時間があって、そのおかげで、開演時刻が早まっている。

そして、ここまで述べたとたん、永さんは「あぁ、そうか!」と自分で納得されたようだ。つまり、歌舞伎座の中の食堂のために、昼飯時と夕飯時の前の中途半端な時間に客入れをしてしまっていることに気付かれたのである。

うぅむ、勤め人が芝居を見にくいのは、劇場内の食堂の既得権保護のためであったのか。(ブツブツ……)

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