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2006年7月24日

「沈み行く家」なんて、よくぞ言ったもの

県道から我が家に向かう途中に、工事途上のまま 3~4ヶ月以上もほったらかしにされた 2軒並びの家がある。

春頃までは建売住宅として順調に工事が進んでいたのだが、ある時からぱったりと大工さんが来なくなり、足場を組んだ鉄パイプもそのままに、放りっぱなしになっているのだ。

どうしたのかと思っていたら、どうやら建築を行なっていた不動産会社が倒産し、社長が夜逃げしてしまったらしい。責任者が不在で、宙に浮いてしまっているわけだ。

当初はみたところ、しっかりした断熱構造で、地震にも強い工法とやらで、なかなかよさそうな感じだった。

しかし、元々は田んぼだった土地の埋め立てが不完全だったようで、今となっては、少々傾いてしまっているようにも見える。「沈み行く家」などと言う人もいる。

いずれにしても、ヒューザーのマンションほどではないにしろ、「いわくつき物件」であることには変わりない。春の時点で既に売り出し開始になっていたのだが、幸か不幸か、まだ買い手がついていないようだ。

買い手がついていたら、辛うじて社長が夜逃げせずに済んだだろうが、その買い手は、後で後悔することになっただろう。世の中、どこでどう転ぶかわからない。なかなか難しいものである。

そのうち、固定資産税を初めとする税金未払いで市に接収されるのだろうが、外壁もなくほっぽり出されているので、そうなるまでにはせっかく建てかけた家もガタガタになる。

ただ、なまじしっかりした断熱構造なので、断熱材が外壁の役割を果たしていて、家自体が朽ち果てるまでにはかなりの時間がかかりそうだ。そのままでも売り物になりそうにないし、解体するにも手間がかかるというジレンマである。

なにしろ管理者不在なので、既に家の周囲には雑草が生い茂り、なんだか怪しげな雰囲気さえ漂い始めている。そのうちお化け屋敷扱いされかねないぞ。

こういうのって、管理は一体どうなるんだろう。勝手に入り込むものがいて火事でも出してしまった日には大騒ぎになるので、暫定的にしろ、市がしっかり管理してくれないと困ることになりそうな気がする。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」へもどうぞ

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コメント

まったくその通りですね。
犯罪にでも使われたりしたら・・お金で済むうちに、早く手を打って欲しいですね。
少し汚れると、人の手によって一気に荒れていくようですし・・

投稿: コロスケ | 2006年7月24日 17:07

コロスケさん:

>犯罪にでも使われたりしたら・・お金で済むうちに、早く手を打って欲しいですね。

そうなんですよ。
荒れ果てて使い物にならなくなる前に、なんとかしてもらいたいと思うんですけどね。

投稿: tak | 2006年7月26日 19:23

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