迷惑メールとウィルスメール
今に始まったことではないが、メールを 1度に100件受信すれば、そのうち 80件以上は迷惑メールで、うんざりする。
しかし、その代わりに、ウィルス・メールはずいぶん少なくなったと思う。最近は、100件に 1件程度で、実感としては、最もひどかった頃の 1割以下に減っていると思う。
近頃では「迷惑メールが、1日に 10通も 20通もくる」などとこぼす人の話を聞くと、「その程度で済んでて、よかったね」と言いたくなるのだが、嫌味に聞こえるかもしれないので、「本当に大変だよね」と言うに留めている。
私はメーラーとしては Thunderbird を使っていて、このソフトは迷惑メールフォルダというのがあり、一度このフォルダに入るように指定した差出人の IPA から送付されたメールは、次からは自動的にそこに行くように振り分けられる。
だから、最近では、一度に 100通程度のメールを受信しても、受信し終えた直後にその半分以上は迷惑メールフォルダに直行してしまって、受信トレイの未読メールとしては 30通ちょっとぐらいしか残らない。それでも、その半分ぐらいは、新たに迷惑メールに指定することになるのだが。
こうしてみると、インターネット上を流通しているメールが、世界中で 1日に何億件、何十億件あるかしらないが、少なく見てもそのうちの半分以上は迷惑メールなのだろう。そんなもののためにブロードバンドにしているわけでもないのに、悲しくなるほど無駄なお話だ。
一方、ウィルスメールが少なくなっているということに関しては、Sophos 社が以下のような情報を出している(参照)。
メール全体に占めるウイルス付きメールの割合は91通につき1通(前年同期は35通につき1通)に減っており、メールで広がるタイプの減少は鮮明だ。
91通につき 1通の割合で、昨年同期に比べて 3分の 1ぐらいに減っているというのだから、私の実感はかなり当たっているようだ。その代わり、トロイの木馬型のワームが増加して、金目当てに個人情報を盗むという目的が増加しているというから、油断がならない。
コンピュータ・ウィルスも、単なる愉快犯ではなく、金目当ての世知辛い世界になったようで、それはそれで悲しいものがある。くれぐれも、ネット経由でへんてこなプログラムをインストールしないように、気をつけよう。
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