景気が回復すると、人は我慢強くなる?
景気が回復すると、人は我慢強く、気長になるのか? 高速道路 3社によると、今年のお盆期間中の大渋滞は、昨年の 3割増しで、「景気回復の影響」とみられている。(参照)
私はバブル時代に勤め人をしていて、お盆にはちゃんと帰省していたが、うまくやれば、あまり渋滞には悩まされなかったがなあ。
帰省ラッシュを避けるのは、案外簡単である。それは夜中に移動することだ。
大渋滞は、ほとんど日中から宵のうちにかけて発生する。それを避けるために、多くの人は早朝に出発したりするが、朝のうちに渋滞しやすいエリアを抜けられるかどうかが問題だ。ちょっとぐずぐずすると、結局 9時頃には渋滞にはまる。
そんなことなら、無理して早起きするよりも、前夜のうちに出発して、渋滞のない夜中のうちに、できるだけ目的地に近づいておく方が得策だ。
さすがに徹夜で運転するのは辛いが、例えばつくばから山形県の庄内までならば、常磐道~磐越道~東北道~山形道と、高速道のみを走り続ければ、7時間かからずに着く。夜 8時に出発すれば、夜中の 3時前に着く計算である。夜明け前に着いて、昼まで眠ればいい。
それも辛いというなら、夜 8時頃に出発し、夜中過ぎにどこかのパーキングで仮眠する。3時間以上眠って、世の中が明るくなりかけたら、冷たい水で顔を洗って出発すれば、翌日の渋滞が始まる前に、目的地に着くことができる。
夜に運転するのが辛いといっても、かんかん照りの日中に、ほとんど止まっている状態の高速道で、絶望的な時間を浪費するよりずっとマシだ。
どうしても夜に走るのがイヤだというなら、高速道より一般道を行く方がいい。高速道で渋滞にはまったら逃げ道がなく、トイレにも行けない閉塞状態になるが、一般道なら、どこにでもあるコンビニなどに逃げ込むことができる。
大渋滞時は、高速道より一般道を行く方が早く着くと言う人もいるが、経験的にはそんなことはない。それほどの違いがないか、あるいは、結局高速道の方がほんの少しだけ早いか、このどちらかのような気がする。
しかし、違いがないか、ほんの少しだけ早いかという程度の違いなら、高速料金を払うのは徹底的にばかばかしい。それに、自由度の高い一般道の方が、圧倒的に精神的ストレスが少ない。私なら、断然一般道を選ぶ。
一般道を行く場合、ボトルネックになる場所というのは大抵決まり切っている。市街地を通過する区間、地方国道と幹線国道の合流地点に立体交差のない場所、そして車線が減少する区間などだ。
そうしたポイントに近づくと、とたんにのろのろ運転になる。そして、そののろのろ状態は、ボトルネックを通過するまでは絶対に解消されない。それがわかっていても、あまり土地勘のない場所で脇道に入るのがはばかられるので、つい渋滞を我慢する。
しかし、近頃はカーナビという便利なものがある。平気で脇道に入ってしまえばいいのである。道を一本だけずらせば、すぐ側の国道の渋滞をよそに、田んぼの中の農道のようなところをすいすい走れたりする。
そして、ボトルネックを過ぎたあたりで幹線道路に戻ればいい。土地勘なんかなくても、カーナビが案内してくれる。
これだけカーナビが普及したのに、どうして高速道路で何十キロもの渋滞に甘んじるのか、私は不思議でしょうがないのである。
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コメント
当方実は、ようやくマイカーにナビを搭載し、家族旅行をしてきたたところでした。
今まで方向音痴の私がマップルをひざの上に広げて、ナビ役を果たしてきた旅行に比較すると、ドライバーからの叱責に開放された私は本当にうれしくて、カーナビを「ナビ子」と呼ぶことにしたほどです。
しかし、よくよく考えると、takさんのご指摘どおりの事態も起きてましたね。特に、自宅近くの道などでは、明らかに遠回りな道を指定してくるんですね。まあ、そんなときは当然、逆らいましたけれど。・・・彼女に支配されているんですね~ェ。怖いですね。
投稿: ねこ | 2006年8月23日 07:51
ねこ さん:
>今まで方向音痴の私がマップルをひざの上に広げて、ナビ役を果たしてきた旅行に比較すると、ドライバーからの叱責に開放された私は本当にうれしくて、
あはは (^o^) 我が家と同様の光景のようです。
ウチのナビは、我が家の近くになると、用水路を道路と勘違いしているようで、水の上を走れと要求してきます。
とんでもないヤツです。
投稿: tak | 2006年8月24日 07:11