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2006年8月12日

初めての沖縄

初めて沖縄に来て、日付が変わった。せっかくの沖縄なので、仕事に入る前日の昼過ぎに那覇空港に着く便で着たのである。これから眠って、朝イチから仕事だ。

那覇に着いて、何はともあれ、首里に行った。琉球王国時代の首都だったところである。小高い丘に王宮である首里城があった。

ところが、首里城は先の大戦で地形が変わるほどに破壊されつくしたため、戦後になって復元作業が開始された。いつまでかかるかわからない作業だそうである。

首里城に行ってみると、一見中国風の佇まいである。日本の各地に残る城跡とは、まったく趣が違う。「城」 ではなく、「グスク」なのだ。別の国だったんだなあと思う。何しろ、琉球王国だったのだ。

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首里城の様式はかなり中国風だが、基本的構造は、なんだかおなじみのような気がする。私の眼から見ると、神社なのだ。有名な「守礼の門」は神社でいえば「鳥居」だし、中に入れば狛犬ならぬ、シーサーがいて、ぐるりと囲まれた正面に、本殿ならぬ「正殿」がある。本殿に礼拝の対象となる国王がましましたのだ。

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その代わり、拝殿がない。拝殿にあたるのは、建物ではなく、「御庭(うなー)」から正殿を仰ぎ見る視線のうちにあるようなのだ。

別の国だったのだが、日本の源みたいなところがある。異国情緒と、根源感覚との、微妙なミックス感覚だ。

Cimg8865

ホテルにチェックインして、夕飯がてら国際通りの散策に出かけたときも、同じような感覚があった。70年代の上野か浅草あたりの雑踏のような懐かしい感覚があるのだが、中身はかなり異国的だ。

なにしろ、食い物が違う。内地ではおなじみの普通の蕎麦屋やラーメン屋はほとんど見当たらず、沖縄料理の店か、沖縄そば屋しかない。ウチナンチューとヤマトンチューでは、胃袋の中身がかなり違うだろう。

さて、夜が明けたら、本格的な仕事で、沖縄の人たちとがっちり付き合うことになる。体力温存のため、寝ることにする。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」へもどうぞ

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