ニュースバリューの個人性
先週末から、当本宅サイトの「森と林の違い」というページが、急に 1日あたり 1200とか 1500のアクセスを稼ぎ始めた。
リンク元をみると、いわゆる「個人ニュースサイト」である。複雑な気持ちである。こんなの「ニュース」でもなんでもないのに。昨年秋の騒ぎは、一体何だったのだ?
昨年秋の騒ぎとは、TBS の番組で「森と林の違い」がテーマになったとたんに、件の「森と林の違い」という私のページが、4.5秒に 1ヒットという猛烈なアクセスを集め始めたという「事件」である。今回の 1日に千数百件などというのとは、レベルが違う。
「森と林と TBS」というエントリーでも書いたのだが、TBS の企画スタッフは、どうやらウチのページを参考にしたらしいというのが見て取れ、そして、視聴者の中の 1万人ぐらいは、24時間以内に、そのネタ元にアクセスしてしまったというわけだ。
TBS だけではない。今、ウェブの世界にあふれている「森と林の違い」を論じたページの多くは、私のページのパクリのようだというのは、"「林」が「生やし」ということは" というエントリーで指摘した通りである。
私は、今さらパクリに腹を立てているわけではない。むしろ、いくら TBS という一大テレビ局が 「森と林の違い」をゴールデンタイムに放送しても、そして、ウチのページが何千、何万というアクセスを集めても、そして、ウチの受け売りページが何十ページあっても、「へぇ、知らんかった!」という人の方がずっと多いのだということに、私は改めて驚いているというわけだ。
要するに、あらゆる情報の伝わり方というのは、避けがたく偏っているのである。世の中とはそうしたものである。ニュースバリューというのは、人によって全然違うものなのだ。
| 固定リンク
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- 「パスワードが期限切れ」なんていうアヤシいメール(2023.11.27)
- ”X” を ”Twitter” と呼び続けることに、文句あるか !?(2023.10.20)
- フロッピーディスクとがん検診を巡る冒険(2023.10.14)
- ”X" 有料化の可能性があるらしいので・・・(2023.09.20)
- PC の自己流操作から抜け出せないって、案外多い(2023.09.10)
コメント