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2006年8月21日

ニュースバリューの個人性

先週末から、当本宅サイトの「森と林の違い」というページが、急に 1日あたり 1200とか 1500のアクセスを稼ぎ始めた。

リンク元をみると、いわゆる「個人ニュースサイト」である。複雑な気持ちである。こんなの「ニュース」でもなんでもないのに。昨年秋の騒ぎは、一体何だったのだ?

昨年秋の騒ぎとは、TBS の番組で「森と林の違い」がテーマになったとたんに、件の「森と林の違い」という私のページが、4.5秒に 1ヒットという猛烈なアクセスを集め始めたという「事件」である。今回の 1日に千数百件などというのとは、レベルが違う。

森と林と TBS」というエントリーでも書いたのだが、TBS の企画スタッフは、どうやらウチのページを参考にしたらしいというのが見て取れ、そして、視聴者の中の 1万人ぐらいは、24時間以内に、そのネタ元にアクセスしてしまったというわけだ。

TBS だけではない。今、ウェブの世界にあふれている「森と林の違い」を論じたページの多くは、私のページのパクリのようだというのは、"「林」が「生やし」ということは" というエントリーで指摘した通りである。

私は、今さらパクリに腹を立てているわけではない。むしろ、いくら TBS という一大テレビ局が 「森と林の違い」をゴールデンタイムに放送しても、そして、ウチのページが何千、何万というアクセスを集めても、そして、ウチの受け売りページが何十ページあっても、「へぇ、知らんかった!」という人の方がずっと多いのだということに、私は改めて驚いているというわけだ。

要するに、あらゆる情報の伝わり方というのは、避けがたく偏っているのである。世の中とはそうしたものである。ニュースバリューというのは、人によって全然違うものなのだ。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」へもどうぞ

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