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2006年10月26日

「ソロ米」と「ハーモニー米」

昨日朝の TBS ラジオで、気象予報士の森田正光さんが面白いことを言っていた。最近、お米の種類で、「ソロ米(まい)」と 「ハーモニー米(まい)」というのがあるのだそうだ。

米だけで旨いのが「ソロ米で、酢飯とか丼物など、他と組み合わせて旨いのが「ハーモニー米」というらしい。

私が初耳だっただけではない。昨夜の段階で「ソロ米/ハーモニー米」の 2語でググっても 1件もヒットしなかったから、ネットの世界としてもかなり新しい言葉なのだろう。

ソロ米の代表格は、もちろん「コシヒカリ」などのブランド米である。これはおかずなしでも米そのものがおいしいので、ソロを取れる米ということで「ソロ米」というのだそうだ。

一方、「ハーモニー米」の代表は、北海道産のお米なのだという。最近、北海道がにわかに米の産地として脚光を浴びていて、質、量ともにかなり進化しているらしい。

昔は「北海道の食い物は、米以外はみんなおいしい」なんて言われていたが、そんな定評は既に過去の遺物になった。今や、北海道産の米も「きらら397」「ほしのゆめ」「ななつぼし」など、胸を張れる品種が登場していて、これらが代表的な「ハーモニー米」なんだそうだ。

私は「ハーモニー米なんて言葉のアヤで、実際はおかずがないと食えないから、そんな言い方でごまかしてるんじゃないか?」なんて疑ったが、 実際の食味ランキングやモニタリングでも、かなりいい成績のようなのだ(参照)。これはどうも、本物らしい。

さらに、最近は丼物や回転寿司などの外食産業が台頭しているので、「ハーモニー米」としては、この分野の食材としてのニーズが高まっているというのである。なかなか順風のようなのだ。

それにしても、そもそも北海道産のお米が注目されるようになったというのは、地球温暖化の産物といえば言えるのであり、なんだか複雑な感慨にとらわれてしまう。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」へもどうぞ

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