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2006年12月16日

酒の方面の 「グルメ」

東京都内などに出かけるときは、自宅から常磐線取手駅近くに借りている月極駐車場まで車で行き、そこから電車に乗る。帰りも車を運転するので、当然、酒は飲めない。

で、最近、めっきり外で酒を飲む機会が減った。昨日は今年初の忘年会だったが、全員食事のみで、アルコール抜きだった。

昨日集まった参加者のほとんどが、車で来ているので、自然にアルコール抜きということになったのだ。以前ならば、「まあ、ビール一杯ぐらい、いいじゃないですか」なんて、無理にでも勧めたがる人がいたが、最近はさすがにそんな無理強いはしない。

アルコール抜きの忘年会なんて、なんと味気ないと思う人もいるかもしれないが、そんなこともない。全員盛り上がり上手だから、飲まなくても十分に盛り上がる。アルコールの助けなしの、ナチュラルな盛り上がりだから、それはかなり充実した盛り上がりである。

考えてみれば、酒がないと盛り上がれないというのは、困ったものである。酒の力で理性や判断力を麻痺させて、べろんべろんになった姿を見せなければ信用がおけないなんていう価値観は、もうそろそろ捨てなければならない。

私なんぞは逆に、酒のせいでぐずぐずになった姿を見せられると、そいつを信用したくてもできなくなってしまう。

酒の力なしで、きちんと自分の人間性を表現し合える場というのは、なかなかいいものだ。まあ、べろんべろんに酔っぱらうのでなければ、多少の酒があってもいいのだが、なくたって、一向に構わない。

誤解しないでいただきたい。私は、酒は好きである。大好きである。一時は、毎日のように浴びるほど飲んだおかげで、かなり鍛えられて、少しはいける口になっていた。

しかし遺伝的に言えば、アルコールにはそれほど強い体質ではない。だから、飲む量が減ると一気に酒に弱くなる。最近では、ちょっと飲み過ぎると動悸が激しくなって、頭が痛くなる。

だから、少しの酒を味わって飲むのはいいが、飲み過ぎて酔っぱらうのは身体的にかなり苦痛である。好きな酒を飲んで苦痛を味わうのはごめんだから、飲み過ぎたくはない。

「食」でいえば、「グルメ」は美食家で、「グルマン」が大食家なのだという。だったら、おいしい酒をほんの少し飲めば十分という私としては、今後は、酒の方面の「グルメ」を目指すほかないのかなあ。ただ、実際にはいろいろ学ばなければいけないみたいで、なかなか大変そうだが。

そして酒の力なんか借りなくても、ナチュラル・ハイになれる体質だから、心配無用である。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」へもどうぞ

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