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2007年1月 3日

餅のリスクをマジで軽減せよ

一昨年の正月にも書いているのだけれど(参照)、餅というのは、とてもリスキーな食品であって、そのリスクを軽減するような試みが、もっと為されてしかるべきだと思うのだ。

東京都内では元日から 2日午後にかけ、、もちをのどに詰まらせて、老人 2人が死亡、7人が意識不明の重体になったという(参照)。

餅をのどにつまらせて大騒ぎになるのは、老人の中でも男の方が圧倒的に多い。元日付のニュースでは、東京消防庁によると、「70-90歳代の男性 7人と女性 2人の計 9人が病院に運ばれ、うち 5人が重体」 となっている。

男というのは、「おじいちゃん、もう若くはないんだから、お餅を食べるときは、注意してくださいよ」と、家族に言われても、ついわしわし食ってしまって、「うっ!」なんてことになりがちなのだなあ。私はまだ大丈夫だろうけど、今から食べ方に注意しておこう。

それにしてもたった 1日足らずの間に 9人も病院に担ぎ込まれて、5人が重体になり、 そのうち 2人が死んでしまうというのだから、正月の餅というのは、フグなんかよりもずっとリスキーな食品なのである。

これからますます年寄りが増え続けるのだから、正月の度に餅をのどにつまらせた年寄りが何人も病院に担ぎ込まれるのは、避けられないことだ。だったら、どうして「のどに詰まりにくい餅」みたいな商品開発が行われないのだ。

少なくとも、小さく一口大に切った餅とか、粘着性が弱くのどに詰まりにくいバイオ餅とか(そんなん、あるかなあ?)、いろいろなアイデアがあっても不思議じゃない。

このままだと、そのうち市販の餅のパックには、「小さく噛みきって、よく噛んで呑みこまないと、窒息による生命の危険があります」なんていう警告表示を付けなければいけない世の中になりそうだ。くわばらくわばら。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」へもどうぞ

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コメント

 はじめまして。うんうんと大きく頷きながら拝読いたしました。
 我が義父も、幼少時に味わった田舎風杵つき餅の歯ごたえをもう一度味わいたいと義母に訴えて「それなら死ぬ気で食べなさい」とキッパリ言われておりました(笑) 
 高齢者がお餅を喉につかえさせやすいのは、加齢による唾液量の減少が最大の原因ですので(もちろん咀嚼力の低下などもありますが)、雑煮などの汁物に浸してツルツルと食べると多少のどの通りがマシになるようです。そろそろ危ないかな?と思ったら、いさぎよくお餅はあきらめて、代わりに白玉など召し上がってみてはいかがでしょうか。

投稿: alice | 2007年1月 9日 09:04

alice さん:

>我が義父も、幼少時に味わった田舎風杵つき餅の歯ごたえをもう一度味わいたいと義母に訴えて「それなら死ぬ気で食べなさい」とキッパリ言われておりました(笑) 

キッパリとしたお義母様で… ^^;)

私も、1月8日付で、餅を食うのも命がけというようなことを書いたばかりなので、とてもしっくり来てしまいました。

投稿: tak | 2007年1月 9日 22:06

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