歳はとりたくないもので…
30代の頃までは、激しい運動や労働をしても、一晩眠れば疲れは取れていた。翌日に筋肉痛に悩まされることがあっても、翌々日には楽になっていたものである。
ところが 40代になると、筋肉痛の出るのが翌々日に持ち越されるようになった。疲労感も、2晩寝ないと取れないのである。
そして、50代半ばに差し掛かって、さらに哀しいことになった。はっきりした筋肉痛すら現れないのである。日曜日に町内会の一斉草刈りで、我が班に男手が決定的に不足していたため、孤軍奮闘してほぼ土手一つ刈ったのは、「和歌ログ」 でも触れた (参照)。
これはけっこうな重労働だったので、例によって翌々日 (翌日でないのがまず哀しいところ)には筋肉痛に悩まされるだろうと覚悟していたのである。ところが、今回は翌々日になってもあまり痛くない。どういうことなのだ?
で、ふと気付いたのだが、昨日(水曜日)あたりからほんの少しだけ、腰や背中や太腿のあたりの筋肉が「かったるい」のである。それは今日になって少し強まってしまい、駅の階段を上り下りするときに、ほんのちょっとだけ意識されたりするのである。
要するに、目立った筋肉痛が翌々日になっても出なくなった代わりに、3日後あたりから大したことのないかったるさが出て、それがじわじわ続くようになってしまったようなのだ。体の反応がそれだけ鈍くなってしまったのかもしれない。
で、疲労感の取れるのも遅くなったようで、昨晩はこのブログの更新もしないうちに、あっという間に眠ってしまい、珍しく今朝になってからシコシコと更新しているわけだ。
ある意味、10日に母が亡くなってから精神的というか、神経的というか、妙な疲労感があって、夜中に目を覚ましたり時差ぼけに似た状態になっていたのだが、それは圧倒的な肉体疲労のおかげで解消されたので、幸いなことである。しかし、その肉体疲労が取れにくくなっていることは、ちょっと哀しい。
それに、体の反応が鈍くなっているということは、パンチを見切ったつもりでもぶっ飛ばされてしまうという可能性があるということだから、ちょっと気をつけよう。
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コメント
私も(今40代半ばですが)筋肉痛は翌々日かその後にやってくるようになり、「年のせいだ」と思っていました。
しかし、今年のはじめに筋肉系のトラブルで苦しんだことからフィットネスクラブに通うようになり、若い頃と同様に翌日に筋肉痛が来るようになりました。
インストラクターに訊いたら「それは年齢ではなく、運動習慣による差です」と言われました。
自分でも意外だったのですが、年齢を重ねてきても運動習慣さえ付ければ体の反応はすぐに戻るようになるようです(もちろん怪我をしたときの回復は遅いのでしょうが)。
「結局、いくら知識や経験が増えても体が壊れれば、ものをきちんと考えることすらできなくなってしまうのだ」と嫌いな運動に精を出しているところです。
投稿: fujioka | 2007年5月24日 22:04
fujioka さん:
>自分でも意外だったのですが、年齢を重ねてきても運動習慣さえ付ければ体の反応はすぐに戻るようになるようです
へぇ~~!!
それは知りませんでした。
日常的に運動をしていれば、体はそんなに鈍くならずにすむというわけですね!
よし、できるだけ体を動かそう!
投稿: tak | 2007年5月25日 00:49
こんばんはー 五十肩(もどき)から回復したsatoです。
わたしも「2日後に来る筋肉痛」で中年だなーとは思っておりましたが。。。肩が痛くて服を着るのに苦労した最近、「おぉ こ、これはいわゆる五十肩?」とびびっていたところです。
でもダンスで、多少の痛みはがまんして両腕を張っていたら、レッスン後には痛みがなくなっていました。
運動で筋肉がしゃんとするってあると思います。。。もちろん闇雲に動かせばいいというわけではありませんが。身体の言い分に耳を傾ける機会が増えると思えば、中年も、それはそれで悪くはないですよね ^^
投稿: sato | 2007年5月25日 01:12
sato さん:
やっぱり、きちんと体を動かすことが大切みたいですね。
歳だと嘆くより、体をちゃんと使えばいいということのようで、今回は勉強になりました。
投稿: tak | 2007年5月26日 01:27