フレッツ障害でも、今回は物わかりのいい私
15日夕刻から発生した NTT 東日本のフレッツ・サービスの通信障害で、我が家もご多分に漏れず、夜中まで、インターネット接続とひかり電話が全然通じなくなった。
だが、これは私にとって 「想定内」 のことで、かなり冷静に対応することができた。多分、これからも起きることだろうし。
昨年 9月のひかり電話不具合の時は、私の関係している某団体事務局で、3日連続、音声通話も FAX もずいぶんつながりにくくなり、かなり往生してしまった。あの時、私は "「ひかり電話」 は枯れるまで待て!" というエントリーを書いている。
そして自分がそう書いたくせに、無節操なことに、自宅の回線を今年の 3月に B フレッツに変えてしまった。「枯れた」かどうかと言われたら、多分、まだ全然枯れきっていないだろうと思うのだが、この際、勢いでやってしまったのである。
昨年秋の不具合を経験しているので、光ファイバーというのは、ちょっとしたことで障害が発生するものだということは、しっかりと認識していた。NTT も、インターネットというインフラを使った通信に関しては、まだ十分なノウハウを蓄積しているわけではなさそうだ。だから、いつどんな障害が発生してもおかしくない。
私の場合、インターネット接続に関しては、定額でつなぎ放題の PHS 回線も契約してあるので、B フレッツに障害があっても、通信速度にはかなりの差はあるが、致命的に困ることはない。それに、音声通話ならケータイがある。だから、「えいや!」 とばかりに FTTH に移行できたのだ。
今回はデスクトップ PC からプロバイダーのニフティに ping を送っても全然届かないくせに、モバイル PC からピッチ経由では何のことなく接続できるので、B フレッツの不具合なのだということはすぐにわかった。「きっとあるだろう」と思っていたことが、現実に起こってしまっだけである。
大体において、IT 関連のハード、ソフト、サービスなどというのは、未完成品が流通しているのである。「使いながら、何とかこなしていきましょう」なんていう、甚だいい加減なところのある世界なのだ。
自動車のマーケットでこんなことをされたら、命がいくつあっても足りないが、パソコンや電話の世界でなら、死ぬことはなかろうから、まだのほほんとしていられる。
というわけで、IT というのは、壮大な規模でのシステム実証実験がエンドレスに続く世界なのだと思えば、多少のことはあっても、あまり腹は立たずに済む。それよりも、こんなに低価格でブロードバンドの常時接続が実現しているのだから、総論的には満足できるレベルにあると言えると思っている。
今回、私は妙に物わかりのいいオッサンなのである。
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コメント
お邪魔します。がんなむぅです。
“予測”とは、字のままに読めば『あらかじめ、おしはかる』ということですから、takさんの「想定内」だったということですね。
企業(この場合NTT東)の場合は、予測できていても営業に支障の出る情報な訳で、全く隠蔽というわけではなく、契約書や規約の隅っこに『~な場合がありますが…。』という言い訳で済ませています。
非常事態を突きつけられても、私では対処し様のない状態…。専門知識の乏しい私は、ぶら下げられたアンパンに食いついている様なものです。。
投稿: がんなむぅ | 2007年5月18日 08:27
がんなむぅ さん:
私だって、専門知識なんてありません。ただ、「不具合が発生する可能性は非常に高い」と理解しているだけでして・・・ ^^;)
ブロードバンド接続に不具合が生じているときに、緊急にインターネットに接続する必要が生じたら、普通はダイヤルアップ接続するしかないですね。
ですから、普段からダイヤルアップの設定はしておいた方がいいですよ。
ルーターにつなげばインターネットに接続できるという便利さに慣れると、PCを買い換えたときに、ダイヤルアップ接続の設定をしないでしまう人が多いので、要注意です。
(あれ? 私はちゃんとしてあっただろうな ^^;)
投稿: tak | 2007年5月18日 11:59