夏は、生命活動の本場所なのだが
最近、我が家の裏の土手の道を散歩すると、夏らしさを色濃く感じる。とにかく、「生命」の気配が濃厚なのだ。
動物でも植物でも、夏は生命活動の本場所なのだろう。鳥や虫や魚の動く気配に満ち満ちているし、植物でも、緑や色とりどりの花が、鬱蒼としている。
花々の多くはは春から秋にかけて咲くが、夏に咲くのがとくに多い。夏の間のハイシーズンに紛れ込めないのが、春とか秋とかに咲くんじゃないかと思うほど、夏は花々のラッシュだ。
それに、土手の道を歩くと虫が多い。夕方なんか、虫が多すぎてジョギングなんかできないほどだ。下手に口を開けて呼吸してしまったら、小さな虫を吸い込んでしまいそうだ。
とにかく目に見える動植物のみならず、肉眼には見えない微生物に至るまで、夏が大好きのようなのだ。多くの動植物は、夏に最適化しているように思われる。
これほどまでに生命が満ちあふれる夏なのだが、我ら人間は、その暑さが苦手で、「夏痩せ」なんてものをする。
思うに我ら人間は、一年中活発に動き回るために、春と秋に最適化してしまっているんじゃなかろうか。他の動植物のように夏に最適化してしまったら、冬が寒過ぎて、凍えてしまうだろう。
他の動植物は、寒い冬の間は、冬眠するとか、卵や種、あるいは落葉した状態で越冬するとかが多いのに、人間は冬でもジタバタとしょうもない活動をして過ごす。そんな「業」のようなものを抱えているので、せっかくの生命の本場所である夏に最適化しきれないのだ。
一年中ジタバタするために、夏と冬には、多少の我慢をして乗り切らなければならない。ああ、なんと業の深いことであるか。
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