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2007年6月 7日

アダルトはアクセスアップの特効薬だが

ブログのアクセスが、突然増えてしまう時がある。大抵、大手ニュースサイト(例えば ここ とか)からリンクされた時で、うちのブログも過去に何度かそうしたケースがあった。

しかし、大手ニュースサイトよりもすごい効き目のリンクというものがある。それは、アダルトサイトからのリンクだ。

「世界のはて」というブログの 「はてぶよりも大手ニュースサイトよりも、遥かにたくさんのアクセス数を稼げるサイト」というエントリーでも触れられているが、確かに、アダルトサイトからリンクされると、「大手ニュースサイトやはてぶとは、文字通り桁が違う」ほどのアクセスが、短期間に集中する。

私のケースは、昨年の 5月 10日 (何と、母の亡くなるちょうど 1年前じゃないか)だった。突如、ほぼ 5~6秒に 1ヒットというアクセス・ラッシュになったのである。アクセス解析の詳細な記録は保存していないが、この日の夕刻からほぼ 24時間で、約 15,000 件のアクセスを集めてしまった。

これは、「動画普及委員会」 というアダルトサイトから、5月 8日のエントリー、"「渋滞学」 ってのは、面白そうだ" にリンクしてもらったためだったのである。あんまりすごいアクセスラッシュだったので、記念にその スクリーンショット を保存してある。(扇情的なリンクがたくさんあるが、単なる画像なので、クリックしても飛ばない。そのあたりよろしく)

これについては、その翌日の記事 「アダルトサイトからリンクしてもらった」 で詳しく触れている。アクセスを飛躍的に稼ぎたかったら、アダルトサイトからリンクしてもらうに限るのだ。エロ関係の力というのは、スゴイもののようなのである。

しかし、どうすればアダルトサイトからリンクしてもらえるかというノウハウは、全然ないのである。前述のケースにしても、何でまた "「渋滞学」 ってのは、面白そうだ" なんてちょっと硬いエントリーが、他のムラムラっとしそうなサイトに混じってリンクしてもらえたのか、今でもさっぱりわからない。

要するに、アダルトサイト管理人のちょっとした気紛れに期待するしかないようなのだ。

そして、こうしたアクセスラッシュというのは、本当に一時的なもので、その集中豪雨的アクセスの数時間(あるいは数日)が過ぎ去ってしまうと、ほぼそれ以前の状態にもどってしまうのである。それは、他のニュースサイトからのリンクの場合もまったく同様だ。

短期間に 15,000 ものアクセスがあったのだから、その 10% の 1,500 人ぐらい、あるいは、5%の 750人でいいから、その後ずっと常連さんになってくれてもよさそうなものなのに、結論的には、そんなことはほとんどないのだ。まったく、薄情なものである。

で、何が言いたいのかというと、アクセスを増やしたかったら、一時的なカンフル剤みたいな大手サイトからのリンクに頼らずに、地道にまともな記事を書き続けるしかないんじゃなかろうかということなのである。

そうすれば、ほんのたまに大手サイトからリンクしてもらうこともあり、その時にどっと増えたアクセスの中から、ほんの 0.1%ぐらいは、常連さんになってくれることもあるかもしれないのだ。

それは、チラシを 500,000枚まいたら、そのうちの5,000人ぐらいは実際に来店してくれて、さらにそのうちの 5人ぐらいは常連客になってくれるかもしれないというような程度のものである。せいぜい、まともなチラシを書き続けることである。

当たり前すぎる結論で、ごめん。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」へもどうぞ

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コメント

takさん、いつも価値ある情報、ありがとう。
今日(6/11)は、こちらの記事からトラックバックを送りました。
どうぞよろしく。

投稿: Mikio | 2007年6月11日 21:34

こんばんは。冷静な筆遣い(というより記載・記述・・・うまい表現がみつからない)に好感が持てます。今日、電車の中で「月に30万円が、携帯だけで稼げるのですよ!」という、これまた煽っている記事を読んでいる人を見かけました。わざわざパスワードを使ってサイトに入り、携帯で読んでいらっしゃいました。そんな手っ取り早い方法が転がっているわけないと思うのですが、そういう勧誘はなくならない。過去に外貨預金で大損をした身としては、地道にやるのが結局は確実と、折に触れ確認するようにしています。チラシを撒いて集客は今も使われている手段ですが、まともなチラシを書き続けることも、長期のスパンで見たとき一番効果的なような気がします。このブログのようにねぇ。

投稿: バードマン | 2007年6月11日 21:48

Mikio さん:

トラックバック、ありがとうございます。
当サイトも、スパムトラックバックが多いので、公開はこちらが選択したものに限らせて頂いてますので、さっそく公開の手続きをとりました。

ああ、トラックバック作法にきちんと則ったやりとりは、気持ちいいです。

投稿: tak | 2007年6月12日 00:24

バードマン さん:

なんだか、褒めていただいたようで、ありがとうございます。

世の中、うまい話は一杯転がっていて、いくつかは、確かにボロイ儲け話だったりもするのですが、それらは、決して長続きせず、必ずしっぺ返しもあると心得た方がいいと思ってます。

投稿: tak | 2007年6月12日 00:27

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ブログがすっかり普及して、誰でも気軽に始めるようになりましたが、皆さんトラックバックのことをどう理解していらっしゃるのでしょう。私は、つい最近まで良く分かりませんでした。自分がブログを始める前、他人のブログを見てコメントを書き込んだこともありました...... [続きを読む]

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