脱糞事故をめぐる冒険
またしても JR 西日本、宝塚線である。ただ、今回は脱線転覆事故ではなく、脱糞事故だっただけ、悲劇性は薄い。
申し訳ないことに思い切り笑ってしまったが、同時に身につまされる思いもした。私だって、もし車掌室で降りられない状態で我慢できなくなったら、多分してしまうだろうしね。
そういえば、昔の列車のトイレは、垂れ流しで、ウンコや小便を線路にまき散らしながら走っていた。だから、街や大きな駅に近づくと、車内アナウンスで 「ここから先は、しばらくトイレの使用をお控えください」 とやっていた。
その当時の岡林信康の歌「おまわりさんに捧げる歌」というのがあった。彼はこう歌ったのである
おまわりさん あんたがそこでしたくなれば
きっとするだろう
この歌は、おまわりさんのいつもしているのは、我慢できないでトイレに行く人を捕まえて、垂れ流しトイレの仕組みは放っておくようなものだという歌詞なのであった。
まあ、この歌詞はちょっと極端ではあるけれど、誰しもしちゃいけないところでウンコをしたくなってしまうことがあるというのは、多分ほんとのことである。だから、ウンコをもらしちゃったということを理由に、あの有名な日勤教育というのを課すのは控えといてもらいたい。
懲罰を科すとしたら、自分のウンコをきれいに掃除しないで、次に乗った運転士が臭くて仕事もできない状態のまま放置したという行為にこそ科すべきだろう。
ただ、その車掌は、自分のウンコが、そんなにも耐えきれないほど臭いものとは、気付かなかったのかもしれない。誰でも、自分のウンコの臭いはそれほど苦にならなくても、他人のウンコの臭いは我慢できないのだ。このことについては、詳細な検証もされている(参照)。
この車掌さん、おもらししてしまったことで、ずいぶんあせっていたので、そのことに思い当たらなかったんじゃあるまいか。なんにしても、寛大な処分をお願いしたい。
JR 西日本のお偉方だって、車掌室から降りられない状況でどうにも我慢できなくなっちゃったら、きっとしちゃうだろうし。(というか、もらしちゃうだろうし)
ちなみに、ウンコの臭いとジャスミンの香りとは、同じ物質から発しているというのは、知る人ぞ知る事実である。その臭いの元は、「スカトール」というアルコール系の物質だそうだ。
ジャスミンティーを飲めなくなっちゃった人がいたら、ごめん。そういえば、私の妻は、私がこれを単純に科学的事実として話しただけなのに、聞いた直後にとても怒った。
ある種の事実は、それ自体はニュートラルなものであっても、時に人を傷つけることがあるので、取り扱いには細心の注意が必要である。
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