「陸山会」 の 1700万円
民主党小沢代表の資金管理団体 「陸山会」 が、マンションの部屋を財団法人などに賃貸していたことがわかり、政治資金規正法に抵触しているかもしれないという。(参照)
それにしても、1700万円とは、赤坂と麹町の 3部屋を 6年間も貸したにしては、安すぎるじゃないか。私しゃ、その方が納得いかん。
上記のリンク先(Yomiuri Online)によると、3部屋は、それぞれ、10万円、7万円、20万円で貸していたという。都心の一等地のマンションを貸すにしては、ものすごい太っ腹な破格値だと思ったら、テナントはみな、小沢氏の身内みたいなものじゃないか。
これでは確かに、政治資金規正法で禁止している「運用」とは言えないという理屈も、通らないではないような気がする。本気で「運用」しようというなら、無関係の企業にもっと相場通りの家賃で貸すだろう。自民党がこれでもって攻め立てようとしても、ちょっと迫力不足になるかもしれない。
ただ、どれも 6年間貸していたとすると、単純計算では 2664万円ということになり、報道されている 1700万円を、約 1000万円上回ることになるのだが、その辺は、どうなってるんだろう。政治の世界というのは、とにかく、わけわからん。
で、このニュースで私が一番たまげてしまったのは、お金の話ではない。資金管理団体の「陸山会」という名称なのだよ。これって、田中角栄の「越山会」のパクリみたいなもんじゃないか。越後の国が陸奥の国に変わっただけだ。
こうしてみると、小沢さんという人は、やっぱり骨の髄まで田中角栄の直系なのだなという気がする。多分、地方に金をばらまいていく手法を取りたいのだろう。「構造改革」なんてことを言い出して、地方においしい目をみせる気のない自民党に取って代わるために。
それにしても、「陸山会」ねぇ。まあ、確かに趣味の問題に過ぎないんだろうだけど、私としては、ちょっと引いてしまうなあ。どうしても、下駄はいてステテコに腹巻きで、池の錦鯉に餌を撒くオッサンというイメージなのだよ。
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