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2007年11月19日

ケータイ料金は、あざとい!

ケータイの料金システムって、本当にわかりにくい。とくに最近は 「ファミ割 」だの「ひとりでも割」だの、果ては「誰でも割」だの、派手な半額割引の乱発だ。

「だったら、初めからすっきりと、基本料金を半額にしろよ」と思っていたら、案の定、公取からきついお達しがあったようだ。(参照

だいたいどこの業界でも、こんなにあざとい「割引」プロモーションをしたら、公取にお灸を据えられるに決まっているのだ。今回のケースは、例えば最初の値段を不当に高いレベルにしておいて、そこから「30%オフ」だの「50%オフ」だのと、派手な宣伝をするというのに、よく似ている。

ちょっと昔のスーパーのチラシの、「半期に一度の大バーゲン、"特別企画商品" が全品 5割引き!」なんていう宣伝チラシによくあった手である。

こんなのは「割引」じゃなく、元々この値段でちゃんとやれるのに最初の料金設定を不当に高く設定しておいて「割引」 を謳っているんじゃないかという疑いを抱かせるに十分というか、もろにそうとしか思われないじゃないか。

そもそも、ケータイの料金設定のコンセプトというのは、本体をめちゃくちゃ安く売りつけて、あとでやたらと高い月々の料金をふっかけて回収するというのが見え見えで、かなり不愉快に感じていた。

インクジェットプリンターの本体を安く売り、あとでやたらと高いインク・カートリッジを押しつけて回収するというのと、そっくりの魂胆である。

ケータイの本体なんて、通話とメールさえできればいいから、せいぜい 1万円台にしておいて月々の料金はもっとずっと安くしてくれる方が、フツーのユーザーにとってはずっとありがたい。

それからパケット定額の場合、PC につないでインターネット接続するのは定額扱いに含まれず、別料金になるというのは、ますますあざといなあと思うのである。このあざとさによって、逆に(私のような)潜在的ユーザーをつかめないでいると思うぞ。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」へもどうぞ

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