自分の思い入れと世間の評価のギャップ
長いことブログをやっている人の少なからずは感じていると思うのだが、それぞれのエントリーに対する自分の思い入れと世間の評価というのは、あまり連動しないようなのだ。
ネタ切れでしょうがなくテキトーに書いた記事が、なぜか複数の個人ニュースサイトに紹介されて、どっとアクセスが集中したりする。
昨日の昼過ぎ、当サイトのアクセス分析を眺めて、びっくりしてしまった。いつもの 2日分のアクセスを半日で稼いでしまっている。さらにお昼の 12時台は、9.25秒に 1ヒットの割でアクセスが集中していた。皆さん、お昼休みにネット・サーフィンしてるんだなあ。
何事かとリンク元を調べると、複数のニュースサイトに 2月 20日付の「日本に世界遺産が 14件もあったなんて」という記事が紹介されていることがわかり、またまたたまげてしまったのである。
というのは、この記事、ネタに困ってしょうがなく書いた、いわゆる「埋めグサ」なのだ。だって、読んでみればわかると思うけど、ほとんど内容ないでしょ。
日本に世界遺産が 14件あるなんてことは、ちょっと調べれば誰でもわかることだし、わかったところで、別段「目からうろこ」ってほどの衝撃の事実でもない。後は煎じ詰めれば、自分はそのうちの 7件しか訪れてないが、他も是非行ってみたいぐらいの、どうでもいいことしか書いてない。
これのどこが受けたんだか、さっぱりわからない。
自分では何気なく書いた記事なのに、他人に指摘されて、瓢箪から駒みたいな思わぬ価値に気づくなんてことも、確かにあるにはある。逆に、自分としては渾身の力作のつもりなのに、結果的にはスベリまくりだったということもある。
しかし、この記事に関しては、十分客観的にみても、やっぱりつまらんと思うがなあ。ニュースサイトからのリンクで何千人来てくれても、全員に「なんだ、つまんないじゃん」と思われるのが関の山だ。リピーターになってくれるのは一人もいないだろう。
私は時々、「世間」というものがすごくわからなくなってしまったりする。ちなみに、私は 2年前に "「世間」と「ネット」はよく似てる" という記事を書いていて、これは結構ニュースサイトでも取り上げられ、自分の思い入れとの間のギャップはなかったのだが。
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