« 比叡山の頂きに至る道 | トップページ | チベット騒乱はなかなか難しい »

2008年3月20日

ATOK はとても使いやすいんだけど

ノート PC を新しく買い換えて、IME を ATOK にした。自宅仕事場のデスクトップは元々 ATOK だが、ノートの方は HD 容量の関係でずっと MS-IME のままだったのである。

やっぱり根がアメリカ人の MS-IME と比べると、ATOK の使い心地はいい。余計な金を払うだけの価値はある。

ただ、それでもうっとうしいところはある。その筆頭は、単語登録した辞書ファイルの扱いにくさだ。

新しい PC に、既存の ATOK 登録単語辞書を移し替えようとすると、いつも戸惑っていらいらしてしまう。MS-IME だったら、DIC ファイルをコピーすればいいだけなのだが、ATOK の場合は手続きがやたら複雑なのだ。

元の PC で、ATOK の「辞書ユーティリティ」から登録単語の一覧をテキストファイルで出力し、それを新しい PC に読み込ませなければならない。しかも、読み込ませる際には単に新しい辞書ファイルを指定してやればいいというのではなく、「辞書合併」なんていうわかりにくい手続きを踏むことになる。

「辞書合併」なんて言ったって、まっさらの PC なんだからそこに新しい登録単語なんて 1つもない。1つもないところに、これまで使ってきた登録単語辞書を「合併」させるのである。なんだかなあ。

ここで躓いてしまって、これまで培ってきた登録単語を新しい PC に移し替えるのを諦めてしまい、最初から手動で登録し始めたという人もいる。さらに ATOK を放り出して、MS-IME に戻ってしまったという人もいる。

そういえば、私が前のノート PC で ATOK を使わなかったのは、ハードディスク容量の問題もあるけれど、ユーザー辞書を移し替えるのが面倒くさくて、ついずるずると MS-IME を使い続けてしまったということもあるように思う。

ATOK をまっさらの状態から始める人なんて少数派で、多くはずっと使い続けている人なんだから、新しい PC にインストールするときにも、ウィザードで既存の登録単語をサクサクっと読み込んでくれるようにできないかなあ。

ATOK のユーザー辞書管理がもっと簡単になれば、ユーザーももっと増えそうな気がする。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」へもどうぞ

|

« 比叡山の頂きに至る道 | トップページ | チベット騒乱はなかなか難しい »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

コメント

テキストファイルへの出力は必要ですが、「ファイルからの登録・削除」で一括登録できませんか? 私のはATOK15でちょっと古いので最近のは違うかもしれませんが……。

投稿: 山辺響 | 2008年3月21日 11:14

山辺響 さん:

えぇと、私のも ATOK 16で、古さでは負けませんが、「ファイルからの登録・削除」 というのは見当たらないなあ。

いずれにしても、ATOK のこの辺りの機能はややこしいです。

投稿: tak | 2008年3月22日 00:28

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ATOK はとても使いやすいんだけど:

« 比叡山の頂きに至る道 | トップページ | チベット騒乱はなかなか難しい »