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2008/05/02

ヨッコイ、ショーイッツァン!

近頃、どの新聞も活字がまたまた大きくなった。いつ頃だったか忘れたが、前にも「活字が大きく読みやすくなった」と宣伝されたことがあって、今はそれよりもまた大きくなったというわけだ。

ちょっと見ると、なんだか異様に字がでかいような気がするのである。

こんなに活字がでかくなってしまったのは、日本の人口で最大の勢力を誇る 「団塊の世代」 が、」いよいよじいさんばあさんの域に突入してしまったからである。さすがに「数の力」というのは大きい。

軒並み老眼になってしまった団塊の世代に、新聞社は合わせざるを得ないのである。なぜなら、彼らは誰か一人が 「新聞の字が小さくて読みにくい」と言い出せば、声を合わせて「そうだ、そうだ」と言いたがる傾向があるからである。こんな風にして、昔からあっという間に「トレンド」やら「ニーズ」やらを形成してしまう人たちなのである。

だから「ウチの新聞は活字が大きくて読みやすくなりました」と 1社が宣伝すると、あっという間に他社の新聞もみな活字が大きくなって、特定の社のアドバンテージではなくなってしまう。すべて「右へ倣え」ということになる。

今は新聞社のお偉方もみな、団塊の世代だから、そうならざるを得ないのである。「ウチの新聞は、活字は昔のままの大きさで、情報量をしっかりと確保しています」なんてことを訴求するようなことにはならない。

「多様性の時代」なんて、通俗マーケッターは言いたがるが、そんなことはない、今こそ「画一化の時代」というのが言い過ぎならば、少なくとも「類型化の時代」なのである。

団塊の世代だけではない。新入社員の格好を見てみるがいい。ほとんど全員、コムサ(あるいはそのコピー)の黒スーツで、髪の毛を微妙にツンツン立てて、昼休みのビジネス街をつるんで歩いている。

「多様化」なんてことを真に受けて、本当に好きなような生き方をしてみるがいい。この国では、「KY」とか言われて排除されてしまう。

ところで、団塊の世代もいい年になったので、玄関で靴をはくだけで 「どっこいしょ」 なんて口にするようになった。つい口をついて出るようなのである。「どっこいしょ」 が多いほど年寄りじみているなんて言われるが、それはちょっと酷だという気がする。

知り合いの女性が「ウチの旦那、何かするたびに 『ヨッコイ、ショーイッツァン!』 ってかけ声かけるのよ。もう、オヤジ丸出し!」と言っていた。私なんか「お、それいいじゃん!」と思ってしまったんだが、オヤジかなあ。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」へもどうぞ

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コメント

そうか!だから新聞の『発言欄(読者の投稿=オピニオンのページ)』投稿規程が、400字程度から370字程度に減ったんだ!


>今こそ 「画一化の時代」 というのが言い過ぎならば、少なくとも 「類型化の時代」 なのである。

「2008モテメイクは小悪魔系で決まり!」とか、「ワークパンツ選びのチェックリスト20」とか、女性向けファッション雑誌が月間150,000冊ぐらい売れている(らしい)分、似たような格好やメイクの子になっちゃいます。(っていうか、真似っ子だらけ?)
 …あえてその情報の正反対なことをして、『個性的』を演出。
 

投稿: オッチャン | 2008/05/02 13:08

オッチャン:

>そうか!だから新聞の『発言欄(読者の投稿=オピニオンのページ)』投稿規程が、400字程度から370字程度に減ったんだ!

おやまあ、そんなことになってますか。
370文字程度でまともなことを言うのは、なかなか大変ですね。
(ブログ書いてる方が、まだましな気がします ^^;)

>「2008モテメイクは小悪魔系で決まり!」とか、「ワークパンツ選びのチェックリスト20」とか、

女優のメイクとか、眉の太さとか、着てる物で、いつ頃の写真か、ほぼ正確にわかったりしますね。

投稿: tak | 2008/05/02 23:10

そうそう、「なにが多様化だ」と腹では思っていてもなかなか口には出せないんですよ。
これからは(いや昔っからずっと)画一化がトレンドだぜ」なんていってみよっと。

投稿: osa | 2008/05/03 09:32

osa さん:

「画一化がトレンド」

う~む、画期的な視点ですなあ!

投稿: tak | 2008/05/03 12:30

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