ちょっとしたタイプミス
昨日の記事で、「人口11億、金メダル1個の秘密は?―インド」 という Excite ニュースの記事に軽くツッコミを入れさせてもらった。
この記事の 「インドは1990年からオリンピックに参加しているが」 というくだりについてである。いくら何でも、そんな最近のはずないだろうというのは、直観的にわかる。
それに、調べてみればわかることだが、1990年には、オリンピックが開催されていない。それで私は、この記事の元ネタであるシンガポールのストレーツ・タイムズという新聞まで、「東スポ」 みたいなものなんじゃないかと疑ってしまったのだった。
多少気がかりではあったが、この記事を書き終えてすぐに土曜日だというのに仕事で外出してしまい、夜になって帰宅したら、Adrienne さんが、インドのオリンピック初出場の年を調べてコメントしてくれていた。ありがたいことである。
彼のコメントのおかげで、インドのオリンピック初出場の年は、「1990年」 ではなく、「1900年」 であると判明した。単純なタイプミスのようなのだ。で、問題は、このタイプミスをしたのがネタ元のストレーツ・タイムズなのか、「(翻訳・編集/岡田)」 とクレジットにある岡田さんなのかということになる。
検証してみようと、The Straits Time のサイトに行ってみると、少なくともゴシップペーパーなんかじゃないということがわかった。一応、マジメな新聞のようである。(引き合いに出した 「東スポ」 の名誉のために触れておくが、東スポだって東スポなりのマジメさで編集されてはいる)
ところがこのストレーツ・タイムズのサイトでは、残念ながら 1週間前までの記事しか見られないようだ。そのため、問題の 13日の記事は見つからず、確認しようがなかったのである。
そんなわけで、確認できてはいないのだが、私の個人的印象としては、「(翻訳・編集/岡田)」 の岡田さんがタイプミスしちゃったんじゃないかと、密かに疑い始めている今日この頃である。岡田さんにはとっても恐縮だけど。
まあ、こんなイージーミスは私だってよくあることだから、ことさら責めたてようなんて思わないけど、ググってみたところ、今日現在ではこの件に関してツッコミを入れているのが当ブログだけというのが、ちょっと意外だった。
で、岡田さんの知らないところでゴチャゴチャ陰口を言っていると思われるのも不本意なので、Excite ニュースの該当記事にトラバを入れて知らせてあげようとおもったのだが、このサイトは、Excite ブログからのトラバしか受け付けないようなのだ。(商売、商売)
指摘してあげるには、わざわざメールしてあげなければならないようなのだが、一見したところ、メルアドもよくわからないから、しかたなく放っておくことにした。それほど暇じゃないし。
というわけで、今回の教訓は、数字に関して多少のミスタイプをしたところで、大抵の場合、あんまり大変なことにはならずに済むということである。私もよくあることだから、これにはかなり安心した。
要するに、指摘された時点でゴメンナサイと謝れば、大丈夫ということだ。ただ問題は、指摘してもらいやすい環境を用意しておくことである。私のサイトでも数字に限らず間違いがあったら、指摘するのに躊躇しないでいただきたいと、謹んで申し上げる次第である。
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コメント
普通ならタイプミスくらい何とも思いませんが、仮にもニュースと名のつくものだとちょっと気になりますね。
> 彼のコメントのおかげで、
女みたいなハンドル(adrienne)なのに男だとよくぞ見抜かれました……って、書き方の癖で誰でも分かりますよね。
実はあるところで使ったペンネームでして、その文章がたまたま女性一人称だったので、女性名にしたのです。本人としては紀貫之気取りなのですが、よくネカマ扱いされて気持ち悪がられます(^^;
もちろん、れっきとした男なのでご安心下さい。
自分語りで大変失礼いたしました。
投稿: Adrienne | 2008年8月24日 14:07
とも さん:
>普通ならタイプミスくらい何とも思いませんが、仮にもニュースと名のつくものだとちょっと気になりますね。
近頃、ニュースのチェックもずさんになったような印象です。
(Wai Wai に限らず ^^;)
>> 彼のコメントのおかげで、
女みたいなハンドル(adrienne)なのに男だとよくぞ見抜かれました……って、書き方の癖で誰でも分かりますよね。
文体からして、疑いもなく …… ね。
>紀貫之気取りなのですが、
男もすなるネットといふもの ^^;)
投稿: tak | 2008年8月24日 20:01
最近、ニュースとかで訂正物多いですよね。
おいおいと思っていたのですが、我が身を省みて会議資料とかで間違えがあって、
差し替えや修正をちょくちょくお願いするのを考えると、もっと自分もしっかり
しなきゃと思います。
投稿: 雪山男 | 2008年8月25日 08:50
雪山男 さん:
人間というのは、ちょっとした間違いというものをちょっちゅうするものです。
そういう風にできているのですから、こればっかりは、しょうがないです。
資料とかパンフレットなどを作ると、どんなにしっかり校正をしたつもりでも、どこかにきっとチョンボがあります。
ちょっとした間違いを責めるだけでは、ちっとも解決になりません。問題は、そのちょっとした間違いをカバーするシステムができているかどうかですね。
投稿: tak | 2008年8月25日 11:59