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2008年8月 9日

またパクられてしまった

嫌なことではあるが、インターネットの世界には、パクリということがかなり蔓延しているようなのだ。

3年ほど前にも「牧師」を自称する人物が私のサイトからパクった記事をブログに載せているのを発見して、かなりのストレスを感じてしまったことがある(参照 1参照 2)。

今度の「サーザの独り言 - CURURU」というサイトは、私のサイトからパクリまくりである。困ったものである。このサイトの 8月 8日 00:12 のエントリーは、一挙 4本の記事を載せているが、すべて、元は私がブログで書いたものである。

「北京で終わってしまったオリンピック」 (私の今年 8月 6日の記事)
「ツクツクホウシの修練」 (同 2004年 8月 4日の記事)
「蝉の鳴き声に関するレビュー」 (同年 8月 20日の記事)
「セミの鳴き声というトラウマ」 (同年 9月 9日の記事)

じっくり読み比べるまでもなく、すべて見事なパクリである。第一、執拗に使用している画像も、私のサイトから無断拝借している。こちら をご覧の上、画像の坊やの顔あたりをクリックしてご覧いただきたい。

まあ、画像の方は私もありものを写しただけだから大したことじゃないと言ってあげてもいいが、テキストの方は、これをパクリと言わずして、何をパクリと言ったらいいのだ。

前述の「牧師」も、「あまりにもいい記事なので、引用させていただきました」なんて、言い訳にならない言い訳をしていたが、引用元を隠して、引用であることを明示せずコピペしちゃうのを、日本語では「盗作」「パクリ」というのである。

パクリはこれだけではない。もっとある。その前日のエントリー(参照)は、私の本宅サイト 内から 3本パクリ。

「ディスプレイを、もっとずっと低い位置に置きたい」は、 こちら の記事。
「まともなデザインのマウスに出会った」は、同様に こちら
「『ユビキタス』 はありがたい」は こちら

この 3本のうち、前の 2本は、写真までまんまパクっている。さらに、これだけでもないのである。その前日は、以下の通り。

「死刑制度では旗幟鮮明じゃない私」 (私の今年 8月 4日の記事)、
「死刑で罪は償えるのか」 (同  2007年 9月 23日の記事)、
「死刑の 『目的』」 (同年同月 26日の記事)、
「死刑をめぐる煩悶」 (同年同月 28日の記事)。

そのまた前日のエントリーはこんな感じ。

「学生が読むなら留年覚悟の 50冊」 (私の今年 7月 15日の記事)、
「映画の字幕と知的レベル」 (今年 5月 12日の記事)、
「夏バテを乗り切る呼吸法」 (同  8月 4日の記事)。

そしてまたまた ……、ああ、これ以上挙げるのは、もう疲れた。上述しただけで、4日間で 14本のパクリだが、その前にも、ほとんど毎日、私のサイトからパクってくれている。一体、何が気に入ったものやら。

と、ここまで書き終えて先方を確認したら、また今日もさっそくパくられていて 5日間で 17本に増えていた。(その前にもパクリまくりだから、何本パクられたか、数え切れない)

そして、これだけパクるのだから、さぞかし他の記事も…… と思い、ググってみたら、案の定、毎日アップされてる語源関係の記事は、「語源由来辞典」というサイトからのパクリまくりとわかった。

さらに、"パロディー「買ってはいけない」" というサイトからもパクリまくり。もっと他のサイトからもパクってるかもしれないが、何しろ、私自身のサイトからのパクリもどのくらいあるか数え切れないほどなので、他のサイトからのパクリまで全部追ってる暇がない。

彼のブログのプロフィル欄に「ウソもつき通せば真実」なんて、いけしゃあしゃあと書いてあるのも、ここまでくると洒落で済まなくなって、むっとくる。

とはいえ、私としては、彼のブログの冒頭できっちりと「パクリまくりでした。ごめんなさい」と懺悔して、パクリ記事をすべて削除するなら、事を荒立てるつもりはない。しかし「語源由来辞典」さんは、以下のように明示してある (参照)。

語源由来辞典では閲覧以外の目的で利用することは禁止し、下記条件を満たさないデータの二次利用をされた方にはデータ使用料をいただいております。

さぞかし高い金額の請求書が届くだろう。知~らないよ、知らないよ。

最後に付け足し。CURURU というサービスは、マナー知らずの子どもが一杯な上に、運営会社の管理もゆるゆるで、どうやら悪質サイトの巣窟となっているようなのだ(参照)。もしかしたら、この「サーザの独り言」の管理人も、子どもなのかもしれないが、だからといって、放っておくわけにもいかないしね。

まあ、今日のこの記事もきっと読むだろうから、一応これをもって警告としておこう。なお道義上、上記の「語源由来辞典」「買ってはいけない」の管理人さんにも、メールで知らせておくことにする。

【8月 11日 追記】

この問題については、ご覧のようにコメント欄に当人から詫びが入って、該当記事が削除されているようなので、これにて一件落着。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」へもどうぞ

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コメント


へ~え!?
すごいですね~

どうしてパクリなんてするんでしょうね?
私など他人の意見を自分の意見として掲載することなんて、我慢ができません
第一そんな発想もないし

目的は何なんでしょうか?
自分のブログを魅力のあるブログにして、アクセスが欲しいんでしょうかね?

それにしてもtak-shonai さん
パクラれるなんて、うらやましい(笑)
私など、だ~れもパクってくれません

・・・って、パクられても、やっぱりストレスでしょうね
では、パクるな~!

どっちだ!? (笑)

投稿: alex | 2008年8月 9日 04:40

いやー、これはひどいですね。
恥はともかく、おのれに対するプライドってものもないのでしょうかね。

投稿: かつ | 2008年8月 9日 05:01

こんなにパクるんだったら、takさんのところのリンクを貼っとけばいいのに。

「今日の『庄内拓明の知のヴァーリトゥード』はこんなお話。
みんな読んでね。」
とか。

ちょっと精神を疑う。
これは訴えたほうがいいですね。

投稿: osa | 2008年8月 9日 05:28

見にいったら、わっ!
気持ち悪!
なんですか、このサイト。
ここまでやるか。
takさんとこのバナーまで貼ってある。
これは強烈なファンなのかなあ。
中国のインチキディズニーランドみたい。
本人自分のしてることがどんなことなのか分かってないのでしょうかね。

投稿: osa | 2008年8月 9日 05:34

 一瞬takさんがしょっ引かれたのかと。
 どんな顛末記が・・・・。

 この記事もまんまパクっていったら、それはそれで凄いけどね(笑)

投稿: きんめ | 2008年8月 9日 07:50

こんなことを言っちゃなんだけど・・
その人ってひょっとして・・
いまオリンピックが行われている国の人・・

だったりして。

なんてね!失礼

投稿: コロスケ | 2008年8月 9日 08:11

alex さん:

>私など、だ~れもパクってくれません

そりゃ、alex さんの記事は超個性的だから、パクリようがないですよ ^^;)

>・・・って、パクられても、やっぱりストレスでしょうね

そうなんです。ストレスです。
放っておいて、向こうが自然に炎上するのを待つ方が楽かもしれませんけど、一応、止めさせなきゃいけませんしね。

投稿: tak | 2008年8月 9日 08:14

かつ さん:

>恥はともかく、おのれに対するプライドってものもないのでしょうかね。

そういう意識じゃないんでしょうね。
よくわかりませんけど。

投稿: tak | 2008年8月 9日 08:15

osa さん:

>こんなにパクるんだったら、takさんのところのリンクを貼っとけばいいのに。

ニュースサイトみたいにね。

>takさんとこのバナーまで貼ってある。

え? そこまでは気付きませんでした。
どこなんでしょう?

>本人自分のしてることがどんなことなのか分かってないのでしょうかね。

無自覚でやる罪が一番困るんですよね。

投稿: tak | 2008年8月 9日 08:17

きんめ さん:

>一瞬takさんがしょっ引かれたのかと。

わはは (^o^) そうも読める。
しかも 「また」 なんて ^^;)
前科何犯かみたいですね。

>この記事もまんまパクっていったら、それはそれで凄いけどね(笑)

一瞬、見てみたくなりました ^^;)

投稿: tak | 2008年8月 9日 08:19

コロスケ さん:

>いまオリンピックが行われている国の人・・

精神構造は似てるかも ^^;)

「知らずに犯す罪の方が重い」

お釈迦様のおっしゃるとおりです。

https://tak-shonai.cocolog-nifty.com/crack/2004/11/___1.html

投稿: tak | 2008年8月 9日 08:24

この度は大変申し訳御座いませんでした。何を書いても言い訳に成ってしまいますので、弁解の余地は」御座いません。ご不快な思いをさせてしまいまして申し訳御座いません。以後、気を付けます。大変申し訳御座いませんでした。

投稿: サーザ | 2008年8月 9日 14:29

サーザ さん:

はい。

無断転載の記事は削除されているようですので、私としてはこれ以上は追及しません。

投稿: tak | 2008年8月 9日 18:28

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