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2008年9月 5日

Apple の新しいユーザー・インターフェイス

Apple が新しいユーザー・インターフェイスに関する特許を出願したというニュース (参照) に、ちょっと興味を覚えた。

なんでも、音声認識、指識別、注視方向認識、顔の表情の識別、デバイスの動き、生体認証などを利用したマルチタッチ入力だそうで、タッチスクリーンよりは使えそうだ。

ユーザー・インターフェイスの入力部分は、キーボードとマウスがあれば十分だと思っていた。タッチ・スクリーンなんて、銀行の ATM とか iPhone のような小型デバイスならいざしらず、デスクトップ PC の液晶画面まで手を伸ばして撫で回すなんて、最悪ではないか。ただでさえ肩凝りがひどいのに。

というわけで、入力に関してはキーボードとマウスが当面のベストだと、ずっと信じてきた。しかし今回のニュースをみて、「Apple のいう "マルチタッチ入力" とやらで、妙なエラーもなくサクサク動くなら、あるといいかも」 と思ってしまった。

もっとも個人的には、音声認識というのは最後の手段と思っていて、できるだけキーボードを使い続けたいと思っている。ただでさえ、PC 操作をしていると、「うりゃ」とか「ありゃ」とか「早く開けよ!」とか「しまった!」とか、ちょっとしたつぶやきが多くなる。これ以上、ずっとつぶやき続けていようとは思わない。

しかし、現在マウスで行っている作業、つまり画面上のある部分を選択したり、スクロールしたりするという動作は、注視方向認識という技術でまかなえるだろう。長文のテキストを読むときに、視線に沿って自動的にスクロールされたらどんなに楽だろうと思う。

今回の特許出願というのは、基礎技術の部分での話だろうから、それを実用化させるにはまだ時間がかかるだろう。ある程度の時間がかかってくれないと、現在の PC のスペックでは、重すぎてまともに動かないだろうし。

私が後期高齢者になって、マウス操作もおっくうになり始めた頃に、この技術が十分に使い物になってくれていたらいいなあという程度の期待はしたいと思っている。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」へもどうぞ

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