「ねんきん特別便」 が届いた
社保庁から 「ねんきん特別便」 が届いた。年金の加入記録に 「もれ」 や 「間違い」 があるかもしれないので、十分確かめて必ず回答をくれろとある。
恐る恐る確認したら、幸運にも (こういうの、「幸運にも」 と言っていいのか?)、「もれ」 も 「間違い」 もなく、とりあえず安心した。
伝え聞くところによると、転職の回数の多い人は 「もれ」 や 「間違い」 が発生する確率が高いらしい。私は転職が多いので、その辺りはちょっと心配だったのである。ざっと数えると、私は 3つの会社と、3つの団体に籍を置いたことがある。この間、ずっと厚生年金だったかというとそうではなく、途中に 2回、短期間だが国民年金に移行していた時期がある。
そして今は、自分で会社をやってはいるのだが、面倒なので年金は国民年金にしている。だから、学校を出てずっと定年まで一つの会社にいたなんて人と比べると、年金記録はけっこう複雑だ。ちゃんと記録されていて、やれやれである。
私の場合は、複雑な経緯にもかかわらず、なんとか間違いがなかったわけだが、だからといって、全面的に信頼していいかというと、そういうわけでもなかろうという気がする。だって、私は途中まで、年金手帳を 2冊持っていたのだ。
若い頃に転職した際に、新しい年金手帳を渡されたのである。私は転職したらその度に新しい年金手帳をもらうことになるのだと解釈して、不思議とも思わずにそのまま 2冊持っていた。
そして、その次に転職した際に、総務の女の子が 「年金手帳を提出してください」 というので、「はいよ」 と 2冊提出したら、「なんで、2冊も持ってるんですか?」 とびっくりされたのである。「前に会社変わったから」 と答えたら、「会社を変わるたびに年金手帳が増えてたら、わけわからなくなるでしょう!」 と、呆れられてしまった。
しかし、呆れる相手は、私ではなく社保庁である。私は発行された手帳を受け取っただけなのだから。1人の人間に、何の疑いもなく 2冊目の年金手帳を発行するという役所の管理のずさんさこそが問題なのだ。
そして、総務の女の子が 2冊の年金手帳を社保庁にもっていったら、あっさりと 1冊にまとめてくれたそうである。で、そのまとめた際に、前の手帳の記録がすっかり落っこちてしまっていたんじゃないかと、私は今日の日まで不安な気持ちだったのだ。
まあ、私の場合はちゃんと 1冊に 「まとめられていた」 ので、問題はないが、中には、年金手帳を 2冊もらって、1冊目の分がどこかに行ってしまって、35年払った年金の、半分しか記録されてないなんて人もいるかもしれないのである。
なんだか、サブプライム・ローンの債権がたらい回しされているうちに、にっちもさっちも行かなくなってしまったという米国の金融市場を思い出させるようなところがある。「いつかきっと、取り返しのつかないほどズタズタになる」 と、わかっている人はわかっていたはずなのだ。
破綻する前に定年になり、ちゃんと退職金もらって社保庁を退職した人は、胸をなで下ろしているかもしれない。でも、後輩に気の遠くなるような面倒を押しつけた 「ツケ」 は、形を変えて、どこかできっと払わなければならないぞ。
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