オバマさんに関する四方山話
バラック・オバマの支援のため、グレイトフル・デッドが 13日に 1日限りの再結成コンサートを開くというニュースを聞いた(参照)。ああ、なんて懐かしい名前だ。
でも、ジェリー・ガルシア(1995年死去)のいないグレートフル・デッドなんて、「クリープを入れないコーヒー」(古い!)じゃないか。
グレイトフル・デッドといえば、ジェリー・ガルシアである。そして、数々のライブ盤の、1曲でものすごく長く引き延ばした演奏のボーカル部分の、ぶっ飛びすぎて微妙にハモっていない頼りないハモである。
オーソドックスなコーラスだと、あんなに頼りなく狂いまくったハーモニーを聞くと気持ち悪くなるが、グレイトフル・デッドのだと、なぜか気持ちいいのである。とにかく不思議なバンドだったのである。
この不思議なバンドが、今年 2月に続いて、またもやバラック・オバマ支援のコンサートを行うというのである。ジェリー・ガルシアもびっくりだ。
で、急に話題はずれるが、私は、日本で主流になっているらしい「バラク・オバマ」という表記に、ずぅっと前から割り切れない思いを抱いていた。だって、彼の本名の英文表記は、"Barack Hussein Obama, Jr." である。"Barack" だよ。どうして「バラック」じゃなくて「バラク」なんだ?
もしかしたら、「バラック」と表記しちゃうと「掘っ立て小屋」(barracks) のイメージに邪魔されるということで、「バラク」が多数派になってるんだろうか。と思いつつ、念のため調べたら、Wikipedia では「バラック・オバマ」になっていた (参照)。
英語では日本語的な促音というコンセプトがないから、確かに微妙なところではある。だが、私の感覚では「バラック」と表記する方が、英語本来の発音のリズム感に近いと思う。そして、さらに問題なのはアクセントである。
日本のニュース・アナウンサーの多くは、「バラク」を平板で発音し、さらに「オバマ」の「オ」にアクセントを置いている。が、これだと通じないということだけは知っておいた方がいい。本来のアクセントは、「バラック」の「ラ」、「オバマ」の「バ」にある。
さすがに、NHK のアナウンサーは「オバマ」の「バ」にアクセントを置く人が多いという印象がある。スペースシャトルの「エンデバー」も、ちゃんと「デ」にアクセントを置いていた。
「エンデバー」 を頭高型アクセントで言われると、庄内地方出身の私は、「いいんだってば!」と言われているような気がするのである。
(注: Wikipedia はその後、いつの間にか 「バラック・オバマ」 から 「バラク・オバマ」 というページに転送される設定になっていた)
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