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2008年10月13日

麻生さん、案外長持ちしちゃったりして

麻生さんが新首相になって、すぐに衆議院解散、そして総選挙と思われていたのだが、あれって結局、根拠のない「気分」に過ぎなかったのね。

麻生さんが案外しれっとしちゃったので、今ではみんな、「選挙どころの情勢じゃない」なんて言い始めた。

世界恐慌になりそうなこの重大な時期に、政治的空白を作るべきじゃないとか、追加経済対策をとりまとめてからでないととか、来年度予算を決めるまではとか、言い出せばいつまで経っても解散なんてできなくなってしまう。

そのココロは、今解散して総選挙なんてやったら、民主党が勝つに決まっているからだ。負けるに決まっている戦を喜んでやるバカはいない。解散するほかないまでに追い込まれたような気分になっていたのは、前の福田さんのときで、麻生さんは自殺行為をしないで済ませようとしている。

麻生さん、もしかしたら、案外長持ちしてしまうかもしれない。小泉さんが長持ちしたのも「モノをはっきり言った」からだ(参照)。国民は政策がどうこうよりも、「わかりやすい」(ような気がする)政治をしてくれるリーダーなら、支持してしまうのである。

本来なら政策をみて支持、不支持を決めるべきなのだが、日本の政治家はこれまで、政策なんてものをはっきり明示してこなかったから、ふと気付いてみると、「わかりやすさ」が判断基準になってしまっている。

肝心なことを回りくどく言うくせに、どうでもいいところでぶち切れて子供じみたことを言う福田さんでは、支持されようがなかったのである。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

解散は首相の決定事項ですからね。

運動会で言えば次の競技種目を決めることができますからね。
紅組民主党が短距離競走の準備をして出てきたら、白組自民党の麻生主将(笑)が、「次は
長距離走です。」って感じでしょうか(笑)
さて、次の競争が短距離走と山勘をかけてきた紅組民主党が、長距離走を走りきることがで
きるか?
スタミナ切れや、アクシデントが起こらないか?

麻生主将もとい首相は、やはり意外と寝業師のようです。
まわりの鳩山さんや、与謝野さんの補佐が行き届いているのかもしれません。

ただし、長距離走の間にどれだけリードを稼ぐことができるか?景気対策をどれだけ打って、
観客(国民)を満足させるかで、長距離競走後の短距離走(選挙)に勝てるか。麻生さんも正念
場となります。

と、先週末町内会の運動会だったので。。。運動会でたとえてみました。筋肉痛いたいです。

投稿: 雪山男 | 2008年10月14日 09:12

雪山男 さん:

絶妙のたとえですね。

ただ、短距離走の準備をしていた紅組を面食らわせるために長距離走に切り替えても、自分の方まで息切れしちゃっては、元も子もないですけどね。

投稿: tak | 2008年10月14日 11:00


麻生首相の国会答弁を見る・聞くにつけ、思うのは福田前首相がいかにひどい政治家だったかということだ

麻生氏は少なくとも私たちに何かを訴えかけようとしている
彼の言うことは、裏で何を考えていようと、立場の違いが有ろうとも、それなりにわかる
理解できるできることをしゃべっている
木で鼻をくくったような官僚的答弁でもない
しかし、これがふつうであろう

しかし、福田は(思わず呼び捨てにしたい気持ちになる)全く国民をバカにしたような言辞で通した
政治家が国民にまともに対峙せず、まともな対話もせずに「(自分が)可哀想なほどなんですよ」とか「あなたとはちがうんです」とか言ってては何も始まらない

コミュニケーション能力では戦後最低の首相ではなかったか?
そもそもコミュニケートしようという意欲が、官房長官時代からだが、全く見えなかった

投稿: alex99 | 2008年10月14日 14:28

alex さん:

福田さんは、superficial explanation (表面的説明) だけの人でしたね。

Persuasion (説得力、信念) はほとんど感じられなかった。

投稿: tak | 2008年10月14日 22:18

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