"Fast Forward" の意外性を楽しむ
「百式」に "「このページを見た人はこのページも見ています」を実現するFirefoxのアドオン『Fast Forward』" という紹介があったので、早速試してみた。
このアドオンの名称 "Fast Forwad" は、日本語で言えば「早送り」。インストールサイト は英語表示だけだが、簡単に処理できる。
サイトには、このアドオンの機能が次のように端的に説明されている。
It's like Amazon recommendations for webpages - "People who viewed this page also viewed this other page next".
"アマゾンの 「この商品を買った人はこんな商品も買っています」 というオススメをウェブに当てはめたようなもの" ということだ。なるほど、うまく言い得ている。だが、問題はその機能が本当に役に立つかどうかである。見当はずれなものをすすめられても困るから。
で、さっそくインストールしてみたのである。途中でどっちの設定を選ぶかみたいな選択画面 (パーソナライズするかどうかみたいなことだったかな? 急いでたので忘れた。ごめん) があったが、面倒だからデフォルトのまま進めた。
インストールが終わって Firefox を再起動すると、見慣れたナビゲーションツールバーの 「戻る/進む」 のボタンの右隣に、早送りボタンが追加されたのが確認された。
で、この 「早送り」 を実行するとどんなページが表示されるのか、ちょっとだけ試した結果は以下の通りである。
民主・小沢氏「政権たらい回しあり得ぬ」 (Nikkei Net)
>> 創業者の再登板はなぜあまり成功しないのか 勝間和代 (Nikkei Net)早大セクハラ相談リストが流出 (Goo ニュース)
>> 経営理念 ザ・リッツ・カールトン ホテル カンパニー 「紳士淑女をもてなす紳士淑女の集団」NHK衝撃、超エリート管理職が万引き (デーリーニュース)
>> Yahoo ファンタジーサッカー 選手検索知のヴァーリトゥード (私の本宅サイト)
>>" In Defense of Japan's Case 1 & Case 2"(Vol.
1 & 2) (@nifty 内)
うぅむ、上の 二つは少なくとも関係ないとも言えないけれど、下の二つは一体どういうことなんだろうか。
とくに、私の本宅サイトのトップページから、かつて日本には戦争責任がないと論じたインドのパル判事の文章を、獨協大学の中村粲教授 (当時) が編集・注釈したテキストを、志水一夫さんという方が紹介したページに飛ぶというのは、腰が抜けるほど驚いた。
何しろ、私自身が初めてお目にかかるページだし、中村粲氏というのも、"Akira Nakamura Prof.of Dokkyou Univ." というのを頼りに、Wikipedia で探し当てたほどだ。探し当ててみたら、なんと右派の牙城、「正論」 の論客で、日本教育再生機構 の発起人なんだそうだ。
うぅむ、私のサイトは、ネット上で客観的にみると、かなり右派系というポジショニングなのかなあ。まあ「伝統的保守派」を自称しているのだから、左でないのは確かなんだけど、「ネット右翼」 (参照) とは一線を画しているつもりである。
それから、このページを運営していらっしゃる清水一夫さんという方は、なかなか膨大なウンチクを驚異的なマルチリンガルで語っておられるようで、興味を感じられたら、彼のサイトのトップページ をご覧いただきたい。
結論。この Fast Foreward というアドオンは、ある程度の意外性を楽しむツールとしてはなかなか面白い。
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コメント
保守であるのであれば、日本や郷土の文化・歴史に興味を持ってしかるべきだと思います。
その意味で言えば、まさしくtak様のサイトは「伝統的保守」だと思います。反日行動に対して、
盛り上がるだけでは、本当に保守ではないと思いますので。
自分みたいな勉強不足の若造が言っても、説得力がないんですが。。。
投稿: 雪山男 | 2008年12月 3日 09:05
雪山男 さん:
雪山男さんも、かなりの 「伝統的保守派」 とお見受けしました。
伝統文化を単なる 「祭りの客寄せ」 に堕落させないために、少しはものを言い続けないといけませんね。
投稿: tak | 2008年12月 3日 09:24