彼岸過ぎの寒さ
年末年始の頃の暖冬ぶりと、お彼岸前の怒濤の暖かさ(?)からすると、今頃は花見ができるんじゃないかと思っていたのだが、なんとまあ、肌寒い彼岸過ぎである。
「暑さ寒さも彼岸まで」なんて嘘っぱちだと、毎年 2回思う。近頃の春の彼岸は、それまでの暖かさを裏切っちゃうことが多い。
とはいえ、彼岸を過ぎれば暖かくなるなんていうのは、昔から嘘だった。前世紀までは、ゴールデンウィークを過ぎてからストーブをたくぐらいの寒さになることが、ちょくちょくあったのである。だから、ストーブは 5月半ばになるまではしまえなかった。
ところが、今世紀に入ってからは 5月に入ってストーブが恋しくなるなんてことはなくなった。さすがに温暖化である。ところが、その温暖化のせいで、暖冬傾向が進み、その暖冬の帳尻合わせのように、彼岸過ぎ頃に急に寒の戻りがくることが多くなったような気がする。
その点、秋の彼岸は単純である。ただひたすらに「残暑、残暑、残暑 ……」なのだ。昔は秋の彼岸を過ぎれば少しは涼しくなったものだが、最近は 10月の声を聞いてもまだ暑い。
春の彼岸の話に戻るが、この寒さで、インフルエンザがまたぞろ流行りだしているそうだ。一度下火になったインフルエンザがまた急上昇するというのは珍しいという。今年の春はなんだかおかしいので、私も風を引かないように気を付けようと思う。
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コメント
昨日、今日と福島市では雪が降りました。
福島で一番早く咲くと言われる桜をみると、薄ピンクのつぼみがほころびかけているところで、赤ちゃんの肌のようなつぼみが雪をかぶっているのを見ると、本当に寒そうです。
年度末でばたばたしながら、そんなことを考えていました。
投稿: 雪山男 | 2009年3月26日 17:49
雪山男 さん:
>赤ちゃんの肌のようなつぼみが雪をかぶっているのを見ると、本当に寒そうです。
寒さを実感させる表現!
東北の春はこれからのようですね。
投稿: tak | 2009年3月26日 18:23