スギ花粉の飛散はピークを過ぎたらしい
私はスギ花粉症もちなのだが、近頃だいぶ症状が軽くなってきて、花粉飛散量の少ない年は、治ってしまったかと思うほどだ。
ところが昨年は、さすがに飛散量が多くて辛い思いをし、初めて花粉対策マスクをした。今年は大丈夫かと思っていたのだが、昨年ほどではないけれど、少し症状が出ている。
今朝、車で JR 常磐線取手駅近くに借りている駐車場に向かいながらラジオを聞いていると、気象予報士の森田正光さんが 「花粉症の人にとっての朗報」 を伝えていた。今年のスギ花粉飛散は、既にピークを越えたのだそうだ。
スギ花粉の飛散は、年初からの最高気温の積算が 400度を超えると本格化するらしいというのは前から聞いていたが、それが 700度になるとピークに達するんだそうだ。そして今年は、どの地域のデータかは聞き漏らしたが、最高気温の積算が 750度ぐらいになっているので、既にピークは越えているというのである。
森田さんによると、既に花粉の 60~70%は飛んでしまっているので、残りは 30~40%。あと 1週間ぐらいで、スギ花粉の飛散は終わりそうだというのだ。嬉しいニュースである。もっとも、その次にはヒノキ花粉の季節が続くのだが、ヒノキはスギほど多くないので、花粉の飛散も少なく、スギ花粉症ほどには目立たない。
ちなみに私のスギ花粉症の症状が最もひどかった 1990年代は、2月後半から症状が出始めて、ゴールデンウィークが始まる頃にようやく収まったというような記憶がある。ところが今年は、症状のひどい人は 1月後半に入ると赤い目をしてマスクがはなせなくなっていた。
私も建国記念の日あたりから少し、「ありゃ? 来てるかな?」 というような気がして、2月末からはティッシュペーパーの消費量が急上昇してしまっていた。ということは、年初からの最高気温の積算が、20年近く前と比較すると、400度に達するのも 700度に達するのも格段に早まってしまったということなのだろう。
桜の開花も、前世紀末に比べると、10年で 5~6日早まっているそうだ。さらに、前は開花してから 1週間で満開になったのに、今は 5日間で満開になってしまうというのである。だから、お花見の時期が 4月初めから 3月の終わりにずれてしまっている。
温暖化というのはよっぽど進んでしまっているようなのだ。おかげで、新入社員が入社早々、お花見の場所取りさせられることが減っているそうだが。
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コメント
花粉症の私としては、
これから辛い時期ですが、
漢方薬や点鼻薬
を処方してもらでているので、
あまり問題にならないです。
投稿: wedding dress | 2011年3月25日 17:54
wedding dress さん:
ああそうですか。
投稿: tak | 2011年3月25日 18:26