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2009年11月 6日

「大人のじんましん」 とやら

うぅ、かゆい! 頭の先から足の甲あたりまで痒い! ジンジンするほど痒くてまともに眠れなかったので、今日は頭がボケボケである。ただでさえ寝不足で疲れ気味なのに。

痒いといっても、発疹が出ているわけじゃない。ほんの少しだけ皮膚に赤みがさしている程度である。一体これは何なんだ !?

ベッドの中で体が温まると、それはそれはもう気も狂わんばかりに痒かったが、起きてからも痒い。髪の毛の中まで痒い。これじゃ、まともな仕事にならん。あまりにもつらいので、仕事先の近くの皮膚科で診療を受けた。

その皮膚科は美容皮膚科とやらも併設しているこじゃれたクリニックで、けっこう繁盛しているようだ。ただ待合室が暖かすぎる。暖かいと痒みがますます増幅する。「うぅ、なんとかしてくれ!」と心の中でつぶやきながら耐えていると、ようやく自分の番になった。

診察室に入ると、なんと思いがけない若い女医さんで、かなりのべっぴんさんである。やばい、こんなべっぴんさんの前でシャツなんか脱ぎたくないなあと思っていると、ちょっとした問診をしてから手の甲や顔を見ただけで、即座に診断が下った。なんと「じんましん」 なんだそうだ。

「じんましん? 昨日はいつもと変わらないものしか食べてないんですけど」
「食べ物が原因というわけじゃなくて、大人の方のじんましんというのは、体が疲れていたり風邪を引いたりして、抵抗力が弱まったときに、体の内側から出てきやすいんです」
「へぇえ、そうなんですか」

そういえば、このところずっと仕事が続いて、まともに休みを取っていない。昨日も「ちょっと疲れ気味だなあ、早めに帰って寝なきゃ」と思っていた矢先なのである。早めに帰って寝るはずが、痒くて眠れなかったのだから、泣き面に蜂なのである。

それに、この女医さんの「大人の方のじんましん」という言い方が、ほんの少し心に刺さってしまった。オブラートに包んだ言い方だが、要するに、「中年過ぎのオッサンのじんましん」ということなんだろうなあ。

うぅ、若い頃はどんなに疲れても平気だったのに、中年過ぎると、ちょっと疲れただけで気も狂わんばかりのかゆみに襲われてしまうのか。悲しいことである

で、結論的には、処方された 2種類の痒み止めの薬を 1週間飲み続けろという。痒みが少し収まっても波があるから、中断せずにきちんと 1週間飲めというのである。あぁ、私は基本的にずぼらだから、ちょっと収まったら飲むの忘れてしまいそうだなあ。というか、早く忘れたいなあ。

というわけで、最初の 1錠を飲んだら、しばらくしてからほんの少しだけ効き目が現れてきたようで、「じんじんくる痒さ」から「いらいらする痒さ」程度にトーンダウンしてきているような気がする。だが、夕方にもう 1錠飲んで、寝る前に別の種類をもう 1錠飲まないと、本当の効き目というのは現れないのかなあ。

いずれにしても、二日続けて寝不足になってしまっては、ますます抵抗力が弱まって、じんましんの症状がますます出やすくなってしまいそうだ。何としても、今夜はちゃんとぐっすり眠ろう。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」へもどうぞ

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コメント

あ、ストレスとか疲れからくるじんましんは、子供でもなりますよ。現に私、小学校六年の時に罹りましたもの。以来、今でも過労になると時折でますし。年寄り病じゃないから、だいじょぶじょぶ。

投稿: まこりん | 2009年11月 7日 00:13

Takさん。帯状疱疹ですよ。ヘルペスです。
小さい時は、水疱瘡。この年齢になると免疫が無くなって、
疲れると、この症状がでます。人によって、現れる症状は
若干違います。こう言う私も、現在同じ病気です。
背中から左脇腹にかけて、赤い発疹ができていて、痛痒い
状態です。ヘルペス菌を殺すために、最低5日間は
薬を飲み続けてないといけません。若干、TAKさんより、
若いのですが、早めに免疫力がなくなったようです。
ちなみに、私の奥様が、3か月ほど前に、同じ病気に
なりました。同級生の薬局に薬を買いに行ったら、
最近、年齢の近い人に、この病気が多いと言っていました。
そういう世代になったのだと。
お互い、無理せず、疲れを溜めないようにしましょう。
薬を飲んで、静養するのが、一番早く治るのだそうです。

投稿: ヒロ | 2009年11月 7日 12:24

まこりん さん:

>年寄り病じゃないから、だいじょぶじょぶ。

少しなぐさめになりました ^^;)
ただ、痒みの範囲はかなり狭まったけど、まだ痒くてイライラです。
早く治りたいなあ。

投稿: tak | 2009年11月 7日 14:23

ヒロ さん:

>帯状疱疹ですよ。ヘルペスです。

うぅん、抗ウィルス薬は処方されてないので、違うんじゃないかなあと思います。

発疹もできてなくて、広くわすかに赤味がさしてむくんでいる感じだったんですが、それももう引きました。
(まだ少し痒いけど)

>お互い、無理せず、疲れを溜めないようにしましょう。

疲れをためないようにとは、私も医者に言われました。気を付けましょうね。お互いに。

投稿: tak | 2009年11月 7日 14:32

それはたいへんですね。
私もある種のアレルギー性じんましんに悩まされておりまして、
takさんと似ていて、冬場に体が暖まると全身がチクチクしてきます。
寒い日に長風呂が出来ないのもつらいですが、電車の暖房は拷問ですね。
それにも増して病名が問題でして、コリン性じんましんというんです。
人に言うと必ずニヤニヤされて、コリン星人マシン?
などと言われてしまいます。
この名前、どうにかしてほしいものです。

投稿: HIRO | 2009年11月 8日 13:56

HIRO さん:

私の場合は、最初はベッドに入ってから発症したので、風呂で暖まったからかどうか、わかりません。

そして、翌日に薬をもらい、多少鎮まってから、だいぶ長風呂をしたのですが、かえって楽になったようです。

風呂で暖まったときと、室温で暖まったときとは、なぜか反応が違うようです。

「コリン性じんましん」 とは、申し訳ないことに、私も笑ってしまいました。
これで悩んでいる人にとっては、本当になんとかしてもらいたい病名でしょうね。

投稿: tak | 2009年11月 8日 20:34

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