Twitter その後
今月 7日に Twitter に登録し、というか、2年以上も前に登録して忘れていたアカウントを生き返らせ(参照)、Twitter の何がおもしろいのかを体験してみようとしている。
既にヘビーユーザーと思われる ululun さんからは、「公開備忘録」 としての使い道があると示唆していただいた。
初めは、備忘録というか、ネタ帳なら、iPhone でやっているから十分だと思っていた。もしも Twitter をネタ帳として使うなら、思いつくままに少しずつつぶやいていけば、だんだんまとまったものになるのではないかと考えた。いわば、アイデア・ジェネレーターである。しかし、そんな楽屋裏を公開してどうなるのかという気もした。
ところが ululun さんは、「個人的には公開備忘録という事を前提に使っていると思わぬ反応がお得です、みたいな感じですね」とおっしゃる。なるほどね。ululun さんの Twitter の使い方をみていると、まさにそんな感じだ。
個人的な備忘録、あるいはネタ帳に、他の視点からの思わぬ反応が寄せられることがあるので、アイデアが膨らむということはあるかもしれない。そうなるとある意味、ゆる~い共作みたいなものとみることもできる。
共作といえば、今回の芥川賞候補になっている「犬はいつも足元にいて」という作品は、大森兄弟というペンネームの兄弟の共作である。兄弟でキャッチボールのようにやりとりしているうちに、作品が完成するのだそうだ。
まあ、Twitter でのやりとりはそこまでは行かないとしても、個人では膨らませ切れないネタに奥行きを与えることができるかもしれない。「時代は共作」 しかも 「ゆる~い共作」ということなのかもしれない。
ただ問題は Twitter というのは、ある程度暇がないと、そうしたキャッチボールを続けにくいということだ。忙しすぎると、つぶやくことすらできないし、つぶやくことはつぶやいても、それに関する反応に目を配る余裕がないことがある。
まあ、この問題はある程度「慣れ」というものが解消してくれるのかも知れない。それだけに、あまりマジにならずに、「ゆる~く」やっていくというのがキモなのかもしれないとも思う。
いずれにしても、Twitter の最大のポイントは、この 「ゆるさ」 なのだというのは、わかってきた。Twitter を始めた鳩山首相に対して自民党の加藤紘一元幹事長は、「日本で Twitter を一番やってはいけないのは総理大臣。1日 10回くらいつぶやかないと、みんな見ない」なんて批判をしたそうだ。
この人、やっぱりわかっていない。1日 10回つぶやかなくても、今では鳩山さんのつぶやきには大変な数のフォロワーがいる。どうせ、ゆるゆるなんだから、そんな大上段に振りかぶらなくてもいいのだ。
加藤さんは「そんな時間あるなら、普天間のことをじっと考えてほしい」と言っているようだが、そういうことなら、まとまったブログなんて書くよりは、Twitter の方がずっとましたろう。Twitter で 140以下の文字数をつぶやくのに 30分以上もかかるというような筆無精なら別だが。
ちなみに、昨日まで世間では三連休だったが、私は 10、11日の 2日間は大忙しで、つぶやくどころではなかった。しかし、つぶやく時間がなければつぶやかなければいいだけのことのようだ。私は Twitter 空間では、どうせ 2年以上も沈黙していたのだし。
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