講談社の「現代ビジネス」というサイト
「講談社、ビジネス誌をウェブ上で創刊 大手初、閲読は無料」という記事が目を引いたので、その「現代ビジネス」というサイトに行ってみた。創刊号だけに、力が入っている。
閲覧は無料で、広告収入だけで運営するということのようで、「本当にそれでやっていけるのか」と一部では疑問視されている。
私が想像するに、講談社はこの「現代ビジネス」というサイトを独立採算的には見ていないのだと思う。多少の赤字が出ても、大手出版社として初のネット・マガジンを運営することで、ネット上でのビジネス展開のトレーニングをするつもりなのだろう。
それに、ざっと見たところ、このネット・マガジンは、同社の雑誌、「週刊現代」や「フライデー」に掲載された記事をアーカイブ化しているだけというのも結構あるようだ。このサイトだけのために原稿料を払っているというのはそれほど多くないのだろう。
多分、ウェブにも掲載するから、原稿料を割増で支払うというケースはあまり多くないんじゃないかと思う。寄稿したライターには、「今後、場合によってはウェブ上に掲載することもあるということをご承諾ください」みたいな手紙一本で済まされているということも、十分にあり得るんじゃなかろうか。(想像だけど)
ということは、これまでの紙の媒体のネット化と、それほど内容的な差はないということになる。まずはローリスクのところから入って、本格的なネット配信時代に向けてのノウハウを蓄積しようということだろうと思う。
今日は時間がないので、この程度で失礼。
【2020年 10月 25日 追記】
この記事から 10年半以上経った今日も、「現代ビジネス」というサイトは健在なので、なかなかよくやっていると言っていいだろう。
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コメント
現代ビジネスを出典とするyahooのweb記事『「船」は「飛行機」より「大きく」できる納得の「法則」…動けば「沈む」ちからを「浮上」に逆用の驚愕アイデア7/13(木) 6:43配信』
上記記事を査読してみてください。
思い込みの強い中学生が書いたような救いようのない誤りだらけの科学記事です。政治や社会がテーマでもこんなでたらめなレベルの記事をばら撒いているのかもしれません。編集長やその機能は存在しているのでしょうか。
投稿: アルキメデス | 2023年7月15日 08:12
アルキメデス さん:
ご紹介の記事、読んでみました。ちなみに、元記事の URL はこちらですね。
https://gendai.media/articles/-/112598?imp=0
私、典型的な文系頭脳でして、こうしたテーマの記事はおっしゃるような「査読」のレベルに達することができないせいなんでしょうけど、「救いようのない誤り」は発見できませんでした。あしからず。
ちなみに、そんなに誤りだらけなら、こんな文系ブログにコメントするより、筆者に直接抗議されてはいかがでしょうか。
投稿: tak | 2023年7月15日 10:23