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2010年6月 6日

宮沢賢治のイメージ

前にも書いたことだが、ウチのブログは、週末の土曜、日曜になると、急にアクセスが減ってしまう。どうやら、勤め人が会社の PC で朝イチとか昼イチにアクセスしてみるというパターンが多いようなのだ。

で、土曜、日曜にはヘビーなネタを書いてもあまり読んでもらえないというようなことがある。今年の連休前までの 1年ちょっとの間は、どうせアクセスが少ないなら、ちょっとマニアックなネタで行こうと思い、「唯一郎句集レビュー」のシリーズで埋めたのだが、それも終了してしまった。

それ以前は土日は軽いネタという習慣があったのだが、1年以上もマニアックなシリーズでやっているうちに、その感覚を忘れてしまい、昨日はつい、「人間の脳はデュアルタスクが限度なので」なんていうヘビーなネタを書いてしまった。「しまった、月曜まで寝かせとくんだった」なんて、ちょっと後悔したが、後の祭りである。

「脳の限界はデュアルタスク」 というネタは、Twitter でちょこちょこっと 5~6回 tweet したとたんに、フォロワーが 3~4人増えたというほどの、ちょっとした注目ネタである。もうちょっと出し惜しみすればよかった。

それにしても、Twitter というところは、ちょっと哲学的なネタを書くだけで確実にフォロワーが増える。その代わり、先日は 幽体離脱ネタ をちょっと書いたら、とたんにフォロワーが 2人いなくなった。

で、今日もまだ週末なので、土曜日とのバランスをとるために意識して軽いネタにする。宮沢賢治の『雨ニモ負ケズ』ネタである。いや、この詩が軽いというわけではない。この詩に関する私の思い出が、軽いのだ。それは小学校の 2年か 3年の頃、ラジオの朗読で、初めてこの詩の朗読を聞いたのだ。

このとき、「慾ハナク」の次に「決シテ瞋ラズ」と続くことに、子供ながらにものすごい衝撃を受けた。耳で聞く限りでは、てっきり「善くはなく」~「悪くもなく」という対句表現になると、瞬間的に思ってしまったので、その予定調和が粉砕されたように思った。

その衝撃があまりにも大きかったために、私の中では「善人ってわけじゃないが、決して怒らない宮沢賢治」というイメージが構築されてしまったのである。子供の頃の思い込みによる誤解というのは、恐ろしいものである。

という軽いネタで、日曜日はおしまい。

 

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コメント

なまじストレートに響いてくるあたり、聞きまつがいの力はおそろしいですよね。


私は先日うっかり『大所帯の木瀬部屋の力士たち、見守られながらの初稽古…』というニュースを
『見守られながらの初デート』と聞いてしまい、
「!?」と力いっぱいテレビに振り返りました。
誤解が解けて良かったです。笑

投稿: 抹茶 | 2010年6月 7日 06:58

抹茶 さん:

>なまじストレートに響いてくるあたり、聞きまつがいの力はおそろしいですよね。

私の場合は、「聞き間違い」 というよりは、単なる早合点だったんですけどね。決してそう聞こえたわけでもないので ^^;)

ただ、それだけにますますストレートです。
(元々抱いていたイメージと言えるだけに)

>『見守られながらの初デート』と聞いてしまい、

それは、異様にほのぼのとした光景ですね (^o^)

投稿: tak | 2010年6月 7日 10:08

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