「PC の時代の終わり」 が現実感をもってきた
先月 28日に 「色あせつつある Microsoft の時代」という記事を書きながら、「もう少し革新的なことを書いたことがあるような気がするなあ」と思っていたのだが、今朝ふと「PC の時代は 2015年で終わり?」というのを書いたことを思い出した。3年半も前のことである。
この記事を書いた発端は、この頃新装なった月刊アスキーの、電車内の吊り広告にそう書かれていたことだ。残念ながら、このときは広告のキャッチコピーを印象にとどめただけで、雑誌の記事は読んでいない。「ふぅん」と思っただけで、あまり現実感を伴っていなかったためだろう。
ところが、3年ちょっと経って、にわかに「PC の時代の終わり」が現実感をもってきたのである。ああ、あのときちゃんと雑誌を買って記事を読んでおくんだったと思ったが、まあ、別にいい。まさか 3年半前に iPad の登場が明確に予言されていたわけでもないだろうし。
ちょっと前までは、「パソコンぐらいできなきゃね」と、定年をすぎたオッサンが街のパソコン・スクールに通ったりするのがニュースになっていたが、もうそんな必要はない。ホーム・ユースならば、iPad で十分である。元々 PC は、ビジネス・ユースにしてもオーバースペックなんだから。
うちの娘たちを見ていても、「職場では Windows マシンを使っていても、家ではインターネットとデジタル写真の整理と iPod の同期ぐらいしかしないのに、それぞれが専用の PC 持つなんてもったいないよなあ」という気がしていた。今後は母艦になる PC が一台あれば、あとはそれぞれが iPad(iPhone でも iPod Touch でもいいけど)を持てばいい。
母艦は最低限のサーバみたいなものだから、別に最新型でなくても、iPad の同期ができればいい。手元にある PC を何年でも使い続ければいいのである。そのうちに母艦さえもクラウドの中に吸収されるだろうから、あせって買い換えなんかする必要はない。
そうなると、少なくともホームユースでの PC は、ほとんど使命を果たし終えたということになるだろう。
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