永遠の逃げ水を追うネット通信
「基地局免許取得数、ついに UQ WiMAX がイー・モバイルを追い抜く」という Gigazine のタイトルをみて、「おぉ、私もついに E-Mobile から WiMax に乗り換える時が来たのか」と思ったが、サービスエリアの広さでは、まだまだ E-Mobile の方が圧倒的に優位にあるようだ。
私が最近購入した Panasonic の CF-S9 は初めから WiMax 内蔵なので、その時期が来たら単に WiMax との新規契約をして、E-Mobile との契約を打ち切ればいいだけのことだ。ところが、私がちょくちょく訪問する先というのは、ようやく E-Mobile にカバーされたばかりというところも多いので、まだまだ乗り換えるわけにもいかない。
とくに、私の実家は 80歳を過ぎた父が一人暮らしをしているので、今さら 「光ファイバー引いてみない?」なんていうわけにもいかず、帰郷したときには E-Mobile でつなぎっぱなしにするしかない。WiMax は、山形県ではまだ、山形市の一部をカバーし始めたばかりのようで、比較検討する対象にすらならない。
WiMax がカバーエリアを広げれば広げるほど、E-Mobile の方でも先行者利益を駆使してさらにエリア拡大に走るだろうから、しばらくは、WiMax にとっては「逃げ水」を追うような状態が続くだろう。
飽和点に達して、WiMax がようやく追いついた頃には、また新たな通信メソッドが登場しているかもしれないので、私としては、ようやく乗り換えた WiMax を使いながら、いつまた新手に乗り換えるべきか、ちらちら横目を使い続けることになるのだろう。
この世界、永遠の逃げ水を追う宿命のようなのだ。
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