芋煮会シーズンが始まったらしい
関東はこんなにも暑いのに、山形県では芋煮会シーズンが始まったらしい。そういえば私も酒田で過ごした中学・高校時代は、9月の声を聞けば毎週日曜は芋煮会をしていたような気がする。
クラスの芋煮会、部活の芋煮会、親しい友人同士の芋煮会、サークルの芋煮会、近所の芋煮会、その他いろいろの芋煮会。毎週日曜の芋煮会シリーズは、1ヶ月以上に渡って続いたものだ。今もそんな感じなんだろうか。
明日の日曜、山形市では河原で「日本一の芋煮会」というのが催される。なんでも中で水泳ができるぐらいの大鍋の中に、パワーショベルで具を放り込んで作るんだそうだ。恐ろしい。庄内人はそんな乱暴なことはしない。
内陸の芋煮は牛肉醤油味だと聞いてびっくりしたのは、そんなに古いことではない。7~8年前のことである。庄内の芋煮は、豚肉味噌味。私はこれが芋煮会のスタンダードだとずっと信じていたから、汁気の多いすき焼きみたいな芋煮汁があると知って愕然とした。
向こうは向こうで庄内の芋煮を「豚汁じゃないか」と言っているらしいが、豚汁にあんなにたっぷりの里芋が入るものか。(と言ってしまったら、向こうは当然にも、「すき焼きにあんなにたくさんの里芋が入るものか」と言うに決まっているが)
checkey さんが、今年最初の芋煮汁を食べたと tweet されている。この暑さだから、汗だくで食べたそうだ(参照)。私のイメージでは、芋煮会は秋風渡る庄内の砂浜でセーターを着て食べるものだから、かなり頭の中が混乱してしまう。
こうなったら、地球温暖化に対応して「冷やし芋煮」なんてものを開発しなければならないかもしれない。例えば、熱々に煮込んだ具を、冷たい付け汁に浸して食うとか。
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コメント
件の日本一の芋煮会ですが、暑さの為に3万食分用意したのに2万食しか販売できなかったそうですよ。
→ http://yamagata-np.jp/news/201009/05/kj_2010090500489.php?keyword=%B0%F2%BC%D1%B2%F1
もってね、もってね・・・いだましのぉぅ。(^^;)
友達が参加してきたそうですが、もう暑さの我慢大会だったそうです。日本一の我慢大会・・・。
ところで、takさんのご実家では芋煮に椎茸は入れますか?
私の実家の遊佐でも、酒田の家でも、椎茸なんて入れないのですが、鶴岡衆は入れるのだそうです。
もちろん、どちらも豚肉でみそ味ですが、同じ庄内でも微妙に違うと言うことを昨日知りました。(^^;)
投稿: 伊藤 | 2010年9月 6日 23:47