世界はなかなか混じり合わないからおもしろい
寒い! 昨日は残暑というより、いつもの年の真夏以上の暑さだったのだが、一夜明ければ季節が急に 3ヶ月ぐらい進んだような冷え具合だ。20度切ってるんじゃないかと思ったが、午前 10時半頃に寒暖計をみれば、室温は 23度。それでも昨日より 10度近く低い。本来なら最も快適な気温と言っていいのに、体がよほど猛暑に順応しすぎたみたいなのだ、
前線 1本を境にして、空気というのはこんなにも違うのか。空気だけではなく、世界というのは、よくよく混じり合いにくいもののようなのだ。自分の中のモロモロさえ、なかなかうまく折り合いを付けられなかったりするのも道理である。
しかし考えてみれば、世界は容易に混じり合わないからおもしろいのである。いろいろあって多様性に富んでいるからいいのだ。どこを見渡してもモノトーンだったら、世界はさぞかしつまらないだろう。
前線 1本を境に、こんなにも様相が変わるから、四季のおもむきがあるのである。いろいろな人間がいて、ああだこうだとせめぎ合っているから、とりあえず自分も世界に参加してみようという気になるのである。自分の中にさえいろいろ折り合いの付かない要素があるから、いろいろな場面で深くも考えずに反射的に対応して動ける。
「山川草木国土悉皆成仏」と、釈尊は言われたのである。それならそうと、てんでんばらばらではなく、仏のありがたい多様性と思って生きようと思う。その方がずっと気が楽だから。
この夏の異常な暑さだって、このままの温暖化傾向が続いたら、数十年後にはこの暑さが「異常」ではなく「フツー」になってしまうのだということを、シミュレーション的に体験する機会が与えられたのだと思うことにした。「こりゃ、確かにヤバイぞ!」「何とかしなきゃ」と体感できただけで、意義はあった。
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